...公園の敷石がきれいになった...
...敷石を張り替える予算がないため、今は放って置かれている...
...敷石が滑りやすくなって、少し危ない...
...敷石を踏み外して転んでしまった...
...敷石の割れ目に草や雑草が生い茂っている...
...果して小さい棺が山門と本堂との間の敷石の上に置いてあるのが白くさびしく見えた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...酒店の戸口のすぐ外のところの敷石の上に止って...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...残っているのは敷石の亀裂から漏れ出る...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...広場じゅうが敷石から屋根に至るまでどっとわき立ち...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...あちこちの町のするどいとがった敷石と...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...並んだ石燈籠の蔭や敷石の上にまるで造花(つくりばな)としか見えぬ椿の花の落ち散っている有様は...
永井荷風 「霊廟」
...まだ濡れてゐる敷石路を...
中島敦 「環礁」
...屋根を叩き、敷石を叩き、椰子の葉を叩き、夾竹桃の花を叩き落して、すさまじい音を立てながら、雨は大地を洗ふ...
中島敦 「夾竹桃の家の女」
...一弁は梅鉢の形ちに組んで池を囲える石の欄干に中(あた)りて敷石の上に落ちた...
夏目漱石 「幻影の盾」
...二叉の黒甜郷裡(こくてんきょうり)から庭の敷石の上へどたりと落ちていた...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...色さまざまの大理石や岩の敷石の破片があったということだが...
野上豊一郎 「パラティーノ」
...海念坊が額を敷石に叩き...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの中庭に敷いてある敷石だ...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...そこは壊れた敷石の所々に...
松本泰 「緑衣の女」
...いつどんなことが起こるかわかりゃあしないんだからな」五の一玄関までの敷石に氷が張っていて...
山本周五郎 「さぶ」
...両手を首の後で組んで庭の敷石の上をぼんやり見詰めてゐた...
横光利一 「父」
...りんと一(アン)スウの小(ちさ)い銅貨が敷石の上で立てたる走り泣き...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...――敷石をふむ木履(ぼくり)の音がしてきて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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