...敵状を知りたがる軍人にも...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...」「敵状を謂え! 敵状を...
泉鏡花 「海城発電」
...」「敵状をいへ! 敵状を...
泉鏡花 「海城発電」
...敵状を知らねば、斬りこみようもないではないか」と、川上機関大尉は持っていた日本刀の柄を叩いた...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...日ごとに斥候(せっこう)を遠く派して敵状を探ったのはもちろん...
中島敦 「李陵」
...味方の海津城から聯絡して来る伝令の騎馬が櫛の歯をひくように敵状を知らせて来る...
吉川英治 「上杉謙信」
...その覚束(おぼつか)ない敵状資料をつぶさに含味(がんみ)して...
吉川英治 「上杉謙信」
...敵状偵察に余念がない...
吉川英治 「三国志」
...その後、敵状を探るに、さしもの曹操も、予想外な損害に、すぐ立ち直ることもできず、遠く南鄭(なんてい)の辺りまで退陣して、(この敗辱をそそがでやあるべき)と、ひたすら軍の増強を急ぎつつあるという...
吉川英治 「三国志」
...附近の要害と敵状を見くらべていた...
吉川英治 「三国志」
...そちから敵状の仔細あらまし聞きとったが...
吉川英治 「私本太平記」
...敵状を知る手懸りとするなどは...
吉川英治 「私本太平記」
...以下――甚七の探ってきた敵状の答えと...
吉川英治 「新書太閤記」
...われらも共に敵状を篤(とく)聞き取りたい...
吉川英治 「新書太閤記」
...むむ」頻りに、夜来の敵状況を、聞き取っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...途々(みちみち)の敵状などを...
吉川英治 「新書太閤記」
...各個のもたらしてくる敵状は...
吉川英治 「新書太閤記」
...城内附近の敵状を窺(うかが)わんがため...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索