...古来「正義の敵」と云う名は砲弾のように投げかわされた...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...敵の砲弾は雨のように彼等のまわりへ爆発した...
芥川龍之介 「少年」
...敵(かな)ふもんですか...
犬養健 「姉弟と新聞配達」
...艦(ふね)も機も敵兵も大感電して...
海野十三 「発明小僧」
...敵の主力軍を遙かにはずれた所で意味のない努力を費やした後...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...殆ど敵意をさえ含んだ眼つきで睨(にら)めッくらをする...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...「結局僕とお姉さんとは敵(かたき)同士にさされてるのんですが...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...彼は自分を嘲弄(ちょうろう)した自分の敵のように...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...これは素敵もない見物(みもの)だと思ったから...
中里介山 「大菩薩峠」
...中央公論の強敵となつた...
正宗白鳥 「編集者今昔」
...暗中の仇敵(きうてき)たる宗勝は...
森鴎外 「椙原品」
...あの醜類に永遠な敵対をして遣ろうじゃないか...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...それと一緒にドウかしてツヤ子さんの仇敵を取って遣りたくなったのよ...
夢野久作 「少女地獄」
...敵の実力を計るべきだのに」「いやいや...
吉川英治 「三国志」
...敵ながらその人亡(な)しと聞くと何か大きな空(うつ)ろを抱かせられたのである...
吉川英治 「三国志」
...敵側の者は大逆無道の人といったりするが...
吉川英治 「私本太平記」
...敵の夥(おびただ)しい死者の数から見れば...
吉川英治 「新書太閤記」
...乱波(らっぱ)(敵国に潜入する第五列)もやれば...
吉川英治 「新書太閤記」
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