...急に敵軍を夾撃せしめて大に勝ち...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...これなら、敵にとって、ふそくはないぞ...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...また海狸の団体が水辺におるときに敵が近づけば...
丘浅次郎 「人道の正体」
...アレースめづるメネラオスその時敵の陣の外...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...息を引取る敵將にかくと叫びぬヘクトール...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...『紀行』に於けるソヴェートの友はその敵に豹変したのか...
戸坂潤 「読書法」
...偽善に包まれた敵意の壁にぶつかった後...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...娘さんの敵はきつと討つてやるが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「外(ホカ)ナル敵ヲ防グニハ――」お葉が歌ふと...
牧野信一 「サクラの花びら」
...敵があるなんて、僕にはわからないよ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...いわゆる教育が伝統の敵であることは...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...眼に見えない敵とでも対決するように額をあげ肩を聳(そび)やかした...
山本周五郎 「おれの女房」
...俺が今引受けている素敵なローマンスの話をして...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...敵の一面を搏(う)ち...
吉川英治 「上杉謙信」
...これを遠く敵塞(てきさい)の後方に迂回(うかい)させ...
吉川英治 「三国志」
...足柄で舐(な)めた不覚な教訓をここに生かし――敵の橋頭堡(きょうとうほ)ともいえる三井寺を攻めつぶすやいな...
吉川英治 「私本太平記」
...そして同じ敵対国にたいしては...
吉川英治 「新書太閤記」
...一丈青の扈三娘(こさんじょう)を敵の手にゆだねた一事は...
吉川英治 「新・水滸伝」
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