...神を敬い人を愛する心の萎(な)えてしまわないうちにお互いに光を仰ごうではありませんか...
有島武郎 「或る女」
...「いや失敬いたしました...
海野十三 「空中漂流一週間」
...わたしの真の敬い...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...馬はそこで二人が菊の精だということを悟ったのでますます二人を敬い愛した...
田中貢太郎 「黄英」
...お官(かみ)の倉をかすめている生徒監をみんなして敬い...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...夫を敬い舅姑に事(つか)うるは大切なる事にて...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...処女に対して、敬虔な心を傾けて愛し、彼女を監視し、彼女を育て、彼女をまもり、彼女を敬い、自ら不潔の身でありながら、純潔をもって彼女をおおい包むこの盗賊は、そもそもいかなるものであったろうか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...地上の最も楽しく最も好(よ)いものとして敬い尊(たっと)び愛さねばならぬものだ...
永井荷風 「夏の町」
...勿論「怖れ」と「敬い」との混同は我々文明人にもあるとは云える...
中島敦 「南島譚」
...私はだから尚更あの人の素面で経た辛苦を尊敬いたします...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...(c)わたしが最も敬い奉る人々はわたしの最も尊敬しない人たちであって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼の欲するがままに彼を信じ彼を恐れ彼を敬い奉ります...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...動物の間に見るその姿すら何と清らかなこと! 私はそれを最も敬虔な心をもって尊敬いたします...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それだけより多くの優しさと敬いとをもって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...畏(おそ)れ敬い礼拝したり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...「賢を敬い、士に篤く、寛仁徳望を兼備している英傑といえば董卓をおいては、ほかに人物はない...
吉川英治 「三国志」
...そして敬い請(しょう)じて門のうちに迎えた...
吉川英治 「三国志」
...「粛公は大へんな敬いをうけたものだ」と...
吉川英治 「三国志」
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