...「いや失敬いたしました...
海野十三 「空中漂流一週間」
...この医術を教えてくれた師を実の親のように敬い自らの財産を分け与えて必要ある時には助ける...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...幼者は老人を敬い...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...相手を絶対に愛し敬い...
高神覚昇 「般若心経講義」
...矢鱈(やたら)に尊敬いたします...
太宰治 「恥」
...平生(へいぜい)菅公の霊を畏(おそ)れ敬い...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...夫を敬い舅姑に事(つか)うるは大切なる事にて...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...処女に対して、敬虔な心を傾けて愛し、彼女を監視し、彼女を育て、彼女をまもり、彼女を敬い、自ら不潔の身でありながら、純潔をもって彼女をおおい包むこの盗賊は、そもそもいかなるものであったろうか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...地上の最も楽しく最も好(よ)いものとして敬い尊(たっと)び愛さねばならぬものだ...
永井荷風 「夏の町」
...次の世代すなわち原子力時代の人々の幸福のために慎み敬いながらわが肉身を守ってゆこうと思っている...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...これを前の真影に押して敬い掲げた...
中里介山 「法然行伝」
...敬い・畏れ・崇(あが)める・ための史実である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ある人は在銘のものを敬い...
柳宗悦 「日本民藝館について」
...畏(おそ)れ敬い礼拝したり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...われら身をきよめ御身を敬いまつることを人に弘め...
横光利一 「旅愁」
...長史中郎将(ちょうしちゅうろうしょう)と敬い...
吉川英治 「三国志」
...よく士を敬い、賢言を用い、稀代の名将と、多年ご高名を慕うのみでしたが、今日、幹兄のお導きによって、拝顔の栄を得たことは、生涯忘れ得ない歓びです」曹操は、すっかり打ち解けて、蒋幹のてがらを賞し、酒宴に明けた翌る日、共に馬をひかせて、一丘へ登って行った...
吉川英治 「三国志」
...「粛公は大へんな敬いをうけたものだ」と...
吉川英治 「三国志」
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