...魂にとりて最も理想的な生活は、四六時中(しろくじちゅう)些(いささか)の油断なく、自己に与えられたる天職を睨みつめ、一心不乱に自己の向上と同時に、同胞の幸福を図り、神を愛し敬い、そして忠実に自己の守護霊達の指示を儼守(げんしゅ)することである...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...神を敬い人を愛する心の萎(な)えてしまわないうちにお互いに光を仰ごうではありませんか...
有島武郎 「或る女」
...一種の疑いを持ちながら自然と敬いの態度を現わした...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...「いや失敬いたしました...
海野十三 「空中漂流一週間」
...わたしの真の敬い...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...あたしは小さい時から王妃さまを、どんなに敬い、そうしてどんなに好きで好きでたまらなかったか、王妃さまには、おわかりになりますまい...
太宰治 「新ハムレット」
...お官(かみ)の倉をかすめている生徒監をみんなして敬い...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...夫を敬い舅姑に事(つか)うるは大切なる事にて...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...各その家その家を斉(ととの)え夫を敬い子を教え候て...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...「聖(きよ)き心」を敬い...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...地上の最も楽しく最も好(よ)いものとして敬い尊(たっと)び愛さねばならぬものだ...
永井荷風 「夏の町」
...人々がみな尊敬いたしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...これを前の真影に押して敬い掲げた...
中里介山 「法然行伝」
...この淫夫(いんぷ)を天のごとく敬い尊み...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...その理性と良心とを敬いかつ畏れ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...敬い・畏れ・崇(あが)める・ための史実である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...本当に仕事を敬い本当の品物を愛するという心がなくなったら...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...よく士を敬い、賢言を用い、稀代の名将と、多年ご高名を慕うのみでしたが、今日、幹兄のお導きによって、拝顔の栄を得たことは、生涯忘れ得ない歓びです」曹操は、すっかり打ち解けて、蒋幹のてがらを賞し、酒宴に明けた翌る日、共に馬をひかせて、一丘へ登って行った...
吉川英治 「三国志」
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