...救われない俺の堕落(だらく)を見せつけられっちまったんだ...
有島武郎 「星座」
...このときの救われない恐怖と不安はいまだに忘れることができない...
伊丹万作 「映画と癩の問題」
...この病気を治さねば中国は救われないよ...
内山完造 「魯迅さん」
...この着物では何を言ったって救われないよ...
太宰治 「服装に就いて」
...救われないひとりよがり――AH! 私のろんどんは瑕(きず)だらけな緩動映画(スロウ・モウション)の...
谷譲次 「踊る地平線」
...結局佛にも救われないで...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...そして救われないのは...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...彼はまったく救われない人物だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...永久に救われない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...また女は救われないものじゃと仰せられました」こう言って...
中里介山 「大菩薩峠」
...まだ地獄の底に救われない人の声のように聞きなされるのでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...一切衆生に皆仏性があるというのに今に至る迄生死に輪廻(りんね)して救われないのは...
中里介山 「法然行伝」
...さて結局救われないとなったら取返しのつかない損だ...
中島敦 「悟浄出世」
...今終戦後国民の多数が浅間しい争いと救われない虚脱状態とに陥っている際に...
中谷宇吉郎 「I駅の一夜」
...そいだけでは救われないという気がするんだ...
三好十郎 「その人を知らず」
...もうどんなに勝手な考え方をしても救われない過失をしてしまったと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...救われないほど死んでしまう...
柳宗悦 「陸中雑記」
...私は美しい悪魔、救われない人間、そう考えている彼だから、とうとう自分で夜光の短刀を捜索に出て来たのだろう...
吉川英治 「江戸三国志」
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