...渠らを罪悪の淵(ふち)から救うて真人たらしむべく種々の手段を講じた...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...真に神に仕(つか)え世の罪人を救うがためにおのれの一命をも喜んで犠牲にしようという人物は...
海野十三 「振動魔」
...いままた糸子の危難を救うために...
海野十三 「蠅男」
...これを救うために借款ということが近来流行する...
大隈重信 「始業式に臨みて」
...而(しか)して支那そのものを回瀾既倒(かいらんきとう)の苦境より救うものは...
大隈重信 「日支親善策如何」
...今一度これを救うであろう...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...彼女を救うもっともいいやり方なのだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...誰が救う?」「手前の踊で――」と...
直木三十五 「南国太平記」
...この迷える羊を救うために危ない道をものともせず...
永井隆 「この子を残して」
...鈴子夫人を救うことが出来ました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...彼に羊たちを救うことをお許し下さったハスターに心からの感謝を捧げました...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「羊飼いハイタ」
...破滅を救う方法はない」「どこで聞いたの?」「グラントが教えた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...これは島々の経済を無駄な競争から救う賢明な道であったと思います...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...救うとかいうことには限度がありますよ」「小池との話を聞いたのなら...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...孫権の急場を救うために...
吉川英治 「三国志」
...救うべからざる義昭の性情と...
吉川英治 「新書太閤記」
...親鸞は“人を救うてとらすようなものは...
吉川英治 「親鸞聖人について」
...この不安を救うものはこの根源を断ずる仏祖の道のほかにはない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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