...敏速な対応が求められる場合がある...
...この仕事には敏速さが必要だ...
...彼は敏速な動きで相手をかわした...
...敏速なアクションを求める声が上がっている...
...敏速に行動することが成功の鍵である...
...最(もつと)も敏速(びんそく)に處置(しよち)することにある...
今村明恒 「地震の話」
...従って鉱毒問題の解決も、この仲裁によるならば最も穏当に、敏速に、かつ有利に、その結果を見出しうることと私は信じて疑わぬものである...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...食卓の此方(こちら)の隅(すみ)から敏速な視線を投げた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...警察の手配が他のどこよりもはるかに敏速に行なわれるからであって...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...刻々に推移してしかも一般人の生活の歴史に重大な関係をもつ社会事相に敏速に応じ...
宮本百合子 「明日の言葉」
...立体的機動性をもって敏速に...
宮本百合子 「歌声よ、おこれ」
...勉は機会をうかがい敏速に数百部の雑誌を運び出してしまった...
「小祝の一家」
...体の恐ろしく敏速に伸屈(のびかがみ)をする男が出て...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...その動作の敏速なことと...
山本周五郎 「ひとごろし」
...あまりに敏速なので...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...サヨナラ」曼陀羅院長は田宮課長の敏速な手配にもかかわらずトウトウ捕まらなかったらしく...
夢野久作 「少女地獄」
...身うごきは敏速を欠くが...
吉川英治 「三国志」
...が――君は、自然で敏速で、民衆にふれている...
吉川英治 「三国志」
...堤上へ立って、組々の小頭へ、出立の用意を伝えているその声、その行動、いかにも敏速に、よい将校に見られた...
吉川英治 「新書太閤記」
...その予見を確実に実行してゆく敏速に...
吉川英治 「新書太閤記」
...その敏速なことといっては...
吉川英治 「親鸞」
...「よしっ」調べの済んだ船には、関宿河役人(せきやどかわやくにん)という判のすわった検札を渡し、「次! ――次っ――」と、敏速に、手分けして、役人たちは飛び移ってくる...
吉川英治 「旗岡巡査」
...一度は武蔵の敏速と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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