...これ等の人々が如何にもいそいそと、そして敏捷に、物を学び、且つ手助けをすることは、驚くばかりである...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...器械類の間を猟犬のように敏捷に縫いまわり...
海野十三 「地球発狂事件」
...随分敏捷に立廻らなければならないし...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...敏捷に働いたので...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...黒ずくめの装いで敏捷に跳ね廻る十三の姿は...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...吾々が敏捷に一斉射撃を返したので...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...荒海でもふわふわと浮くし敏捷に動いた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...敏捷に立ち廻って...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...マダーム・ドファルジュは眉毛も動かさずに指を敏捷に動かしながら編物をして...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...と言ふよりも敏捷に働くには...
徳田秋聲 「余震の一夜」
...然し敏捷に導火線に火を移して歩いた...
葉山嘉樹 「坑夫の子」
...ハッチソン先生いよいよ本業に取りかかる」ハッチソンは口調とは違った引締った面持で敏捷に外套のボタンをかけ...
久生十蘭 「魔都」
...敏捷に飛びまわって...
火野葦平 「花と龍」
...されば米国の黒人は兎を食えばその通り狡黠敏捷になると信じ(オエン...
南方熊楠 「十二支考」
...右手で敏捷にひっくりかえしつづけるのは...
宮本百合子 「菊人形」
...指先きを椅子の上で敏捷に動かした...
横光利一 「上海」
...そして円みを作って拗れながら流れている激しい水の中を眼にもとまらず敏捷に泳ぎ渡る...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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