...からだが軽くなつてこれから何かするのに非常に敏捷になつて好い」高村軍曹に睨まれた十人はおづ/\と一歩前へ踏み出した...
新井紀一 「怒れる高村軍曹」
...彼は敏捷にまた三脚椅子の上にとびあがった...
海野十三 「生きている腸」
...黙々(もくもく)として敏捷に...
海野十三 「崩れる鬼影」
...もっと一層敏捷に仲間たちのところへ再び戻って行った...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...其あとで看護婦は敏捷に立働いた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...マダーム・ドファルジュは眉毛も動かさずに指を敏捷に動かしながら編物をして...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...と言ふよりも敏捷に働くには...
徳田秋聲 「余震の一夜」
...それほど敏捷にところを変え得るはずがない...
中里介山 「大菩薩峠」
...まるで生きた魚のように敏捷に動いている...
久生十蘭 「魔都」
...……みんな、すぐ、かかれ」仲仕たちは、敏捷に、あらかじめ定められた自分の部署についた...
火野葦平 「花と龍」
...彼はかなり敏捷に右へ左へ向きを変えながら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...猿のように敏捷に...
平林初之輔 「二人の盲人」
...日本では支那から伝わった算盤を改良し、敏捷にし、そうしてこれが適用によって数学上の大いなる進歩ともなったが、支那では算盤は商業用等に使用されたばかりで、算盤について日本で見たような理想も起こらず、またあんな結果もあげられたことはないようである...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...瀧子は永年の習練で敏捷に指先を運びながら...
「鏡の中の月」
...右手で敏捷にひっくりかえしつづけるのは...
宮本百合子 「菊人形」
...「大胆に! 敏捷に! そして細心に!」というのが良人の...
矢田津世子 「茶粥の記」
...指先きを椅子の上で敏捷に動かした...
横光利一 「上海」
...そして円みを作って拗れながら流れている激しい水の中を眼にもとまらず敏捷に泳ぎ渡る...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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