...のみならず僕に上田敏と厨川白村とを一丸にした語学の素養を与へたとしても...
芥川龍之介 「僻見」
...お敏のけはいを除いては...
芥川龍之介 「妖婆」
...犬のような敏捷(すばや)さで方角を嗅(か)ぎ慣れている漁夫たちも...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...二人の田舎娘には見た事もない程立居振舞が敏捷(すばしこ)い...
石川啄木 「天鵞絨」
...すこぶる鋭敏(えいびん)に検出されるようになっていた...
海野十三 「地球要塞」
...亡くなつた上田敏氏の未定稿『ダンテの神曲』を刊行した事以外には...
薄田泣菫 「茶話」
...………敏子ガ突然アンナ素ッ破抜キヲシタノハナゼカ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...それはまた史料に潜む生活感情を鋭敏に感受することでもある...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...これを紹介し祖述する事に敏捷(びんしょう)な人々の多い世の中に...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...敏子は何事も言いたがらず...
豊島与志雄 「旅だち」
...どんなに火事に對して敏感であつたかは言ふ迄もありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...かんたんに敏感のせいだと形付(かたちづ)けてしまえないようなところがあるように思われ出してきたのです...
久生十蘭 「キャラコさん」
...敏行の三人の二組にスッと別れる感じをハッキリ出す)香川 まったく...
三好十郎 「樹氷」
...敏ちゃん――? あっ!(呆然と横田と相対して立つ)横田 はっははは...
三好十郎 「樹氷」
...敏行 そうかねえ...
三好十郎 「樹氷」
...天候に対する鋭敏な観察力と...
夢野久作 「怪夢」
...下るな……と感ずると字の力が抜ける位にまで敏感になって来た...
夢野久作 「鉄鎚」
...この外人の感想は鋭敏で種々の暗示を含んでいると私は思います...
横光利一 「我等と日本」
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