...最後に社會と人類とを此精神的創造によつて高貴にするの效果を齎すからである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...他の方面から見て多少の效益があれば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...一向效力(きゝめ)が無い...
石川啄木 「菊池君」
...死後の世界へ來て始めて意味と效驗を生じ...
海野十三 「心靈研究會の怪」
...その社會科學の奇蹟的效果に對する熱狂的迷信をもつこととである...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...2The Philosophy of 'As if'by H. Vaihinger(International Library of Psychology, Philosophy and Scientific Method).1 C.K. Ogden :Jeremy Bentham1832-2032 (Psyche Miniatures), p.44.2 末弘嚴太郎 : 「嘘の效用」(改造社...
高田力 「ベーシック英語」
...あまり效目がなかつたやうである...
太宰治 「思ひ出」
...效なく神明に對し戰ふこと勿れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼の生命いとしみて鋭き槍を無效とす...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...殘るはひとり無效なる柄のみ――其手を離れ行く鋭き穗先き青銅は...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...月なき今宵色ねびし窓帷(ぎぬ)の吐息する此の古城なる図書室の中央の遠き異国の材もて組める残忍の相ある堅き牀机にありし日よりの凝固せる大気の重圧に生得(しやうとく)の歪(ひづみ)悉皆消散せる一片の此の肉体を枯坐せしめ勇猛(ゆうみやう)なく效(かひ)なき修道なれどなほそが為に日頃捨離せる真夜中の休息を貪りて...
富永太郎 「深夜の道士」
...その效力を有しない...
日本国 「日本國憲法」
...かく既に詩としての效果を缺いたものは...
萩原朔太郎 「青猫」
...すぐ效(き)いちやつて...
長谷川時雨 「夏の夜」
...斯の如くすれば萬事不取締にして迚も實效を奏することなしと思ふ者こそ多かる可けれども...
福澤諭吉 「人生の樂事」
...音樂謳歌は日本に於て左まで效力なきが如くなれども...
福沢諭吉 「帝室論」
...效果の論理(Logik des Erfolgs)であるといひ得るであらう...
三木清 「認識論」
...灰色の縞畫のやうな效果を浮べて...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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