...そして催眠術療法の效能を述立てた印刷物を二千枚とか市中に撒いたさうな...
石川啄木 「病院の窓」
...言はず語らずのうちにも平面描寫の正しい效果を信頼しつづけたお貞さんの信念は此作の最後の二行によく表現されてゐると思ふ...
今井邦子 「水野仙子さんの思ひ出」
...もし其野宿(そののじゆく)が何(なに)かの練習(れんしゆう)として效能(こうのう)が認(みと)められてのことならば...
今村明恒 「地震の話」
...この方法が果して效果があるかないか私は知らない...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...2.彼はたつての懇願も效めがなかつた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...效能書に依れば、これは、たいした藥なのであります...
太宰治 「知らない人」
...集議或は戰鬪の場に何らの效もなし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...55されどもわれの辛勞を無效に歸すること勿れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...下劑もむろん有效である...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...其の畫の價値を高めることには更に效なし...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...一仕事しでかさなければ效目(きゝめ)がなくなつてくる...
夏目漱石 「「額の男」を讀む」
...またそれを一人で裏切る事が何等の效果にもならない事をよく知つてゐた...
南部修太郎 「猫又先生」
...恐ろしく效果的でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...便利主義の實用效果を稱へるだらう...
萩原朔太郎 「ローマ字論者への質疑」
...彼等の足は效(き)かなくなつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その製作過程においてその效果を考へたやうなところの少しも感ぜられない...
ライナア・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「モオリス・ド・ゲラン」
...我々はただそれが考へ得べき如何なる實際上の效果を含んでゐるかを考へてみることを要する...
三木清 「認識論」
...積極的な效果がある...
山浦貫一 「新憲法の解説」
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