...單に力――心理的の力である物理的社會的の效果を惹起す可き力ではない――力のない思想...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...まだるツこくて效果(きゝめ)が無いのかも知れんね...
石川啄木 「漂泊」
...英米人にとつても英文の意味を徹底的に解釋する上に有效なる一つの助けとなるものである...
高田力 「ベーシック英語」
...その直後にこそ效果のある言葉らしい...
太宰治 「陰火」
...また新しい效果が飛び出す...
太宰治 「道化の華」
...今見る我に效なきを...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...愚かや、彼ら築きたる長壁脆く弱くして、效なし、さはれ其爲めにわれの力を分つまじ、廣き塹濠容易くもわれの駿馬はとびこさん...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...こなたアカイア軍勢も密集なして相迎ふ、喊聲二陣に相起り、矢は弦上を放れ飛び、剛勇の手に投げられし槍のあるもの、戰鬪に勇む壯士の身を穿ち、更に多くは肉體に 315觸るる其前途(みち)に落ち、肉に飽かんとあせれども、其效あらず、いたづらに大地の中に突きささる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...敵の弓箭效なきを 485見て...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...交はして何の效あらむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...上役人の許可がないので未だにその效力を實驗することが出來ないでゐる状態だ」と述べてゐる...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...第一に先づ言葉の音韻的效果が使用される...
萩原朔太郎 「青猫」
...色んな機械に利用されるダイヤモンドの效果よりも...
林芙美子 「ボルネオ ダイヤ」
...伸した爲に或效果が生ずる事は...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...見事な效果を生む...
堀辰雄 「「文藝林泉」讀後」
...徳利の效き目がなくつて...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...恐怖は效果のない動搖を生ずるだけであり...
三木清 「人生論ノート」
...何の效果も見えなかつた...
森鴎外 「栗山大膳」
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