...さうして二つの努力とも或程度までは有效である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...それは決して效果がないからである」こんな要領の答をすると...
石川三四郎 「浪」
...言はず語らずのうちにも平面描寫の正しい效果を信頼しつづけたお貞さんの信念は此作の最後の二行によく表現されてゐると思ふ...
今井邦子 「水野仙子さんの思ひ出」
...つねに最大の效果を收めてゐたやうである...
太宰治 「逆行」
...なほるといふ效能書の言葉だつたのですが...
太宰治 「知らない人」
...敵の弓箭效なきを 485見て...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...藏書の效力を後世に貽すといふ事は...
内藤湖南 「藏書家の話」
...それで一番有效な人工降雨条件を探すには...
中谷宇吉郎 「雨を降らす話」
...せっかくの太陽勢力(エネルギー)が雪を消すには餘り效かないのである...
中谷宇吉郎 「雪を消す話」
...作のテエマの效果(エフエクト)が薄(うす)いと云ひ...
南部修太郎 「三作家に就ての感想」
...社交團正倉院の曝凉は途中で雨が降りだすと追ひ出されて拜觀劵がそれきり無效になるので天氣を見定めて出かけねばならなかつた...
野上豐一郎 「奈良二題」
...これほど有效な掛聲はありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...皆の衆」平次の言葉は唐突で效果的でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...深い效果を上げてゐる例を...
堀辰雄 「「神々のへど」」
...山(やま)と人(ひと)(一)森林(しんりん)の效用(こうよう)(イ)洪水(こうずい)の豫防(よぼう)...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...プラグマティズムはかくの如き場合そのおのおのの觀念をそれぞれの實際上の效果を跡づけることによつて解釋しようと試みる...
三木清 「認識論」
...ひとは彼の所有する各の言葉の實際上の效果を試さねばならぬ...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...願はくは現在の愉快なるアンタントコルジアルを一段と有效に擴張し...
柳田国男 「人狸同盟將に成らんとす」
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