...故里に帰る日を心待ちにしている...
...彼は出身地の故里に帰って農業を営んでいる...
...故郷と故里は違う単語だが、似たような意味がある...
...若い頃を故里で過ごした思い出が尽きない...
...故郷と共に、故里を失った人々に心からのお悔やみを申し上げます...
...故里(ふるさと)の吾古家(ふるや)のことを...
伊東静雄 「詩集夏花」
...それが最早自分の故里と言ふ感じを少しも與へてくれなくなつてしまひました...
江南文三 「佐渡が島を出て」
...慣るゝもつらし明日の故里』と詠じけむ...
大町桂月 「冬の榛名山」
...二人でよく故里(ふるさと)鎌倉(かまくら)の浜辺(はまべ)をあるいている夢(ゆめ)をみる...
田中英光 「オリンポスの果実」
...故里(くに)を出たきり補助するどころではないから...
林不忘 「安重根」
...何とかして巴里で一旗上げたいと思うんですが――故里(くに)にあおふくろもいますし――...
谷譲次 「踊る地平線」
...美しい故里を持つことを私の慰安としよう...
豊島与志雄 「画舫」
...幼い頃この小石川の故里(ふるさと)で私が見馴れ聞馴れたいろいろな人たちは今頃どうしてしまったろうと...
永井荷風 「伝通院」
...一旦空(くう)ニ騰(のぼ)ツテ故里(ふるさと)ヲ飛過グルトテ...
中里介山 「大菩薩峠」
......
中原中也 「山羊の歌」
...中でも上泉秀信さんなどはそういう町を故里にもっている僕が羨ましいと繰り返していた...
中村地平 「宮崎の町」
...ほかからくれる十円近くの金は故里(ふるさと)の母に送らなければならない...
夏目漱石 「野分」
...どちらも五年ぶりに故里へ帰り着いたその第一日目に...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...君は故里(ふるさと)に頼もしき族(やから)なしとのたまへば...
森鴎外 「舞姫」
...わが故里(ふるさと)にて...
森鴎外 「舞姫」
...旅は泪よ故里(クニ)はまだかよその日その日の夢になく運命(サダメ)に弱い我は悲しい渡り鳥旅は夢かよ春も逝くかよ柳の雨に濡れて泣く燕でないが我も悲しい渡り鳥―10・5・4―...
森川義信 「旅人の唄」
...星は夢の様に美しくかなしい星は思ひ出の様になつかしくわびしい故里を遠くはなれた旅人は星を見れば故里を思ひ出すだらう――明り星の出てゐる故里の山を星の様にやさしく星の様にうるんだ父母の瞳を……妹よ!窓をしめてくれ星が流れる星が妹よ!窓をしめてくれ――又思ひ出してはならぬものを思ひ出すだらうから...
森川義信 「星」
...当然私の思いは自分の故里を懐しみ...
横光利一 「スフィンクス(覚書)」
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