...故里に帰る日を心待ちにしている...
...彼は出身地の故里に帰って農業を営んでいる...
...故郷と故里は違う単語だが、似たような意味がある...
...若い頃を故里で過ごした思い出が尽きない...
...故郷と共に、故里を失った人々に心からのお悔やみを申し上げます...
...故里(ふるさと)にありしが...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...かの故里(ふるさと)をかしまだち...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...慣るゝもつらし明日の故里』と詠じけむ...
大町桂月 「冬の榛名山」
...二人でよく故里(ふるさと)鎌倉(かまくら)の浜辺(はまべ)をあるいている夢(ゆめ)をみる...
田中英光 「オリンポスの果実」
...安重根 (しんみりと)やはり故里(くに)の人間でねえ...
林不忘 「安重根」
...西湖は私の肉体の故里となるだろう...
豊島与志雄 「画舫」
...かへりそびれし故里(ふるさと)の思出か...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
......
中原中也 「山羊の歌」
...萩に伏し薄(すすき)に靡(なび)く故里(ふるさと)を流離人(さすらいびと)はこんな風に眺(なが)める事がある...
夏目漱石 「虞美人草」
...また故里(ふるさと)の母からの書信に接した...
夏目漱石 「三四郎」
...今度は故里(ふるさと)の御母(おっか)さんの所へ手紙を書き始めた...
夏目漱石 「野分」
...うらぶれて異土のかたゐとならふとも故里は遠きにありて思ふもの……かつてこんな詩を読んで感心した事があった...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...さゝけた私の空想はやっぱり故里へ背いて都へ走っていた...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...旅の故里ゆえ、別に錦を飾って帰る必要もないのだったが、なぜか佗しい気持でいっぱいだった...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...わが故里(ふるさと)にて...
森鴎外 「舞姫」
...君は故里(ふるさと)に頼もしき族(やから)なしとのたまへば...
森鴎外 「舞姫」
...わが故里(ふるさと)にて...
森鴎外 「舞姫」
...一人はお銀と云う二十八になる行徳の女、一人は故里の娘、君はお銀と関係してある上に、お銀が大分彼を愛していると云うので、周囲の誰彼が忠告するのを、骨折ってお銀と一緒になろうとしているのである...
山本周五郎 「青べか日記」
便利!手書き漢字入力検索