...故里に帰る日を心待ちにしている...
...彼は出身地の故里に帰って農業を営んでいる...
...故郷と故里は違う単語だが、似たような意味がある...
...若い頃を故里で過ごした思い出が尽きない...
...故郷と共に、故里を失った人々に心からのお悔やみを申し上げます...
...境守る兵士は故里(ふるさと)の語だによくは知らねば...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...故里(ふるさと)にありしが...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...汝は故里の我が居る町をいかなる處とかおもへる...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...安重根 (しんみりと)やはり故里(くに)の人間でねえ...
林不忘 「安重根」
...くよくよ故里(くに)のことを考える...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...(昭和三十四年)再び大日峠を越ゆ焼き畑を打つ山人よ旅ごろも吾が故里も山と知らずやおくがき旧稿をいじって見ると...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...中でも上泉秀信さんなどはそういう町を故里にもっている僕が羨ましいと繰り返していた...
中村地平 「宮崎の町」
...故里を離れぬ藤尾は何を眺めているか分らない...
夏目漱石 「虞美人草」
...故里(ふるさと)はもう落鮎(おちあゆ)の時節である...
夏目漱石 「野分」
...旅の故里ゆえ、別に錦を飾って帰る必要もないのだったが、なぜか佗しい気持でいっぱいだった...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...潮の香のしみた故里へ帰るんだ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...久し振りに故里の汐っぱい風を浴びようかしら...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...そりや故里も恋しいだらうし...
北條民雄 「キリスト者の告白」
...私は時々故里(ふるさと)のことを思ひ出さずにゐられなかつた...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...わが故里(ふるさと)にて...
森鴎外 「舞姫」
...君は故里(ふるさと)に頼もしき族(やから)なしとのたまへば...
森鴎外 「舞姫」
...旅は泪よ故里(クニ)はまだかよその日その日の夢になく運命(サダメ)に弱い我は悲しい渡り鳥旅は夢かよ春も逝くかよ柳の雨に濡れて泣く燕でないが我も悲しい渡り鳥―10・5・4―...
森川義信 「旅人の唄」
...一人はお銀と云う二十八になる行徳の女、一人は故里の娘、君はお銀と関係してある上に、お銀が大分彼を愛していると云うので、周囲の誰彼が忠告するのを、骨折ってお銀と一緒になろうとしているのである...
山本周五郎 「青べか日記」
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