...故里に帰る日を心待ちにしている...
...彼は出身地の故里に帰って農業を営んでいる...
...故郷と故里は違う単語だが、似たような意味がある...
...若い頃を故里で過ごした思い出が尽きない...
...故郷と共に、故里を失った人々に心からのお悔やみを申し上げます...
...境守る兵士は故里(ふるさと)の語だによくは知らねば...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...故里(ふるさと)の吾古家(ふるや)のことを...
伊東静雄 「詩集夏花」
...彼れは復讐心に燃えながら疵ついた体を故里に運びました...
伊藤野枝 「火つけ彦七」
...かの故里(ふるさと)をかしまだち...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...何とかして巴里で一旗上げたいと思うんですが――故里(くに)にあおふくろもいますし――...
谷譲次 「踊る地平線」
...幼い頃この小石川の故里(ふるさと)で私が見馴れ聞馴れたいろいろな人たちは今頃どうしてしまったろうと...
永井荷風 「伝通院」
......
中原中也 「山羊の歌」
...中でも上泉秀信さんなどはそういう町を故里にもっている僕が羨ましいと繰り返していた...
中村地平 「宮崎の町」
...ほかからくれる十円近くの金は故里(ふるさと)の母に送らなければならない...
夏目漱石 「野分」
...故里(ふるさと)はもう落鮎(おちあゆ)の時節である...
夏目漱石 「野分」
...さゝけた私の空想はやっぱり故里へ背いて都へ走っていた...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...旅の故里ゆえ、別に錦を飾って帰る必要もないのだったが、なぜか佗しい気持でいっぱいだった...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...潮の香のしみた故里へ帰るんだ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...久し振りに故里の汐っぱい風を浴びようかしら...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...故里をさす旅路は悲しみ...
三好達治 「測量船拾遺」
...わが故里(ふるさと)にて...
森鴎外 「舞姫」
...君は故里(ふるさと)に頼もしき族(やから)なしとのたまえば...
森鴎外 「舞姫」
...故里見十左衛門の跡目について相談した」この相談は...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
便利!手書き漢字入力検索