...もう故旧の友人とは疎遠になってしまった...
...故旧の風景が懐かしい...
...彼女は故旧を語るたびに涙ぐんでいた...
...故旧の思い出を振り返っているうちに、時間が過ぎてしまった...
...彼は故旧の地を訪れ、かつての自分に向き合った...
...故旧(こきゅう)のような温情でつないでいたからである...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...もっとも懐かしいのは郷里の故旧の名前が呼びだす幼き日の追憶である...
寺田寅彦 「年賀状」
...親属故旧(こきゅう)の音信贈遺(ぞうい)一両ばかり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...親属故旧の音信祭礼仏事等に百匁程...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...いかなる親近故旧といえども...
中里介山 「大菩薩峠」
...故旧になぐさめられるような温かな味...
中里介山 「大菩薩峠」
...親戚(しんせき)故旧(こきゅう)打ち寄りて...
福田英子 「妾の半生涯」
...高見順の「故旧忘れ得べき」を読み上げ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...閭里故旧の漸く稀になり行くを悲んだ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...嚢里(なうり)に関する故旧の談話である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...故旧の援助を得て後事を営み...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...しかし収は曲筆して同世の故旧に私(わたくし)したのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...親戚故旧友人徒弟たるお前方(まへがた)である...
森鴎外 「大塩平八郎」
...五人の故旧が来て...
森鴎外 「渋江抽斎」
...故旧の安否を問うたのである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...或いは淋しさのあまりに親族故旧を誘うこともあり...
柳田国男 「山の人生」
...翁の名はその姻戚故旧の死亡と共に遠からずこの地上から平々凡々と消え失せて行きはしまいか...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...数人の子女を親戚故旧に托し...
夢野久作 「近世快人伝」
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