...文藝を三四年間放擲して終ふのは...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...憤怒を以て放擲(ほうてき)したのである...
太宰治 「服装に就いて」
...ただこのままに放擲(ほうてき)してキャンプへ引き揚げてしまうということが...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...原文と譯文とを對照して其意義を解したるのみに放擲せば...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...自然科学は神秘化される(因果律の放擲)...
戸坂潤 「技術の哲学」
...殆んど全く放擲されているように思う...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...残(のこ)りなく自己を放擲(ほうてき)した...
夏目漱石 「それから」
...一刻も放擲(ほうてき)しては置けなかった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...あんまり放擲(うッちゃ)ッといちゃアよくないよ...
広津柳浪 「今戸心中」
...その長い間放擲(ほうてき)していた私の仕事を再び取り上げるために...
堀辰雄 「美しい村」
...貴様も一そ「憂鬱学」(それはリテラチユアさと彼は註して)を分析するような学業などは放擲して...
牧野信一 「熱海線私語」
...村中の人々は一切の野良仕事を放擲して...
牧野信一 「南風譜」
...無意義(むいぎ)だ………もう何も彼(か)も放擲つて了はうかしら!穴籠(あなごもり)してゐると謂や...
三島霜川 「平民の娘」
...この壮大な天然を放擲(ほうてき)して置いてはいけない...
柳田国男 「雪国の春」
...土(つち)の牢(ろう)直義(ただよし)の鎌倉放擲(ほうてき)は...
吉川英治 「私本太平記」
...顕家は四囲の情勢から今は奈良を放擲するしかないときめて...
吉川英治 「私本太平記」
...佐和山城の敵もそこを放擲(ほうてき)して...
吉川英治 「新書太閤記」
...放擲(ほうてき)せらるべき世上の価値の奴隷となっている...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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