...妻は彼の言葉で注意されても子供を取扱ふ態度を改める様子もなく...
有島武郎 「An Incident」
...けれども何時と云つてそれを改めることは出来ませんでした...
伊藤野枝 「九州より」
...今後は大いに面目を改めるであろうが...
丘浅次郎 「生物学的の見方」
...その結果としてこれを改める適切な方法をも案出することができるようになるであろう...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...誤解を招く虞があることに心付いたから右のごとくに名を改める...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...悪いと思えばすぐ改める...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...その言語観の根本から改めることによつてのみ可能とされるのである...
時枝誠記 「国語学と国語教育との交渉」
...罪を改めるに吝かであってはならぬ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...品物を改める古着屋のような眼で...
夏目漱石 「明暗」
...――娘さんが盜つたと言ふ――?」「甚助さんが改めると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これ等の章を書き改めることとした...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その癖は根本から改める必要があると...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...第二は假名遣は發音的に改めると云ふことを爲し得るものである...
森鴎外 「假名遣意見」
...つまり半分改めるということをばかにするのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...改めるわけには行くまいというような情実論をもって...
柳田国男 「海上の道」
...よく老人たちが古い仕来りだ改めるわけには行かぬと力んでいるものの中にも...
柳田国男 「木綿以前の事」
...四十に面目を改めるのは...
吉川英治 「折々の記」
...もう一ぺん書き改める」と...
吉川英治 「小説のタネ」
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