...葉子はこれまでの化粧法を全然改める必要をその朝になってしみじみと感じた...
有島武郎 「或る女」
...およそ「改める」という字の付くことは...
丘浅次郎 「改善は頭から」
...小翠に行いを改めるように勧めさした...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「小翠」
...もし此の物語を貴下が得意の霊筆に依って彼の物語のような形式に書き改めるとしたならば...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...罪を改めるに吝かであってはならぬ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...原文をいくらか書き改めるやり方は...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...自然書き改める必要がある...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...自分だけ座敷を改めることをたのむと...
中里介山 「大菩薩峠」
...今日から「Ocean(オーション)の巻」と改めることに致しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...折目を返して中を改めると...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...しかし依然として元の立場に立っている事も改める訳に行かなかった...
夏目漱石 「道草」
...真名古は化粧台の曳出しを一つ一つ引抜いて細かに内容を改める...
久生十蘭 「魔都」
...地球上における人間の死に関する以上の如き見解を改めることを許さないのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...わが国の数学は面目を改めることになった...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...室内の装飾を改めるために...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...正しい日本はかかる行いを改めるのに憚(はばか)る事があってはならぬ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...少しずつ今までの仕来りを改める傾きが大きかったのではないかと思う...
柳田国男 「年中行事覚書」
...よく老人たちが古い仕来りだ改めるわけには行かぬと力んでいるものの中にも...
柳田国男 「木綿以前の事」
便利!手書き漢字入力検索