...時歳末に際して予期の如く事件を発展せしむる能はず茲(ここ)に一先づ擱筆するに到れるは作者の多少遺憾とする所なり...
石川啄木 「鳥影」
...茲に一先づ擱筆するに到れるは作者の多少遺憾とする所なり...
石川啄木 「鳥影」
...締切日の最後の時間になったので擱筆する...
宇野浩二 「それからそれ」
...與へられた枚數が盡きたから、こゝで擱筆する...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...左の言葉を手帖より抜書きして擱筆することとする...
中原中也 「詩と其の伝統」
...概略を尽くしたので擱筆する...
中山太郎 「穀神としての牛に関する民俗」
...これに関する一挿話を掲げて擱筆する...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...既に与えられた紙幅を越えたのでこれらはまたの機会に譲るとして擱筆する...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...こゝで小説らしく擱筆するまでもなく一言の附記を要するだらう...
牧野信一 「剥製」
...その他遺憾の節も多いが今は仮りに擱筆する...
三好達治 「万葉集の恋歌に就て」
...そんならこれで擱筆する...
クスミン Mikhail Alekseevich Kuzmin 森林太郎訳 「フロルスと賊と」
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