...カメレオンは周りに合わせて擬勢を取る...
...戦闘機の擬勢塗装は周囲の風景に合わせている...
...狐は逃げるときに擬勢をとって敵を欺くことがある...
...擬勢作戦で敵を欺き、勝利を手に入れた...
...擬勢のテクニックを身につけると、相手をだますことができる...
...」兄はまた擬勢(ぎせい)を見せて...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...今にも彼等を片っ端から薙倒(なぎたお)しそうな擬勢(ぎせい)を示しながら...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...」と喧嘩(けんくわ)過(す)ぎての棒(ぼう)ちぎりで擬勢(ぎせい)を示(しめ)すと...
泉鏡太郎 「十六夜」
...けろけろと擬勢の抜けた...
泉鏡花 「海異記」
...腮(えら)が動く、目が光って来た、となると、擬勢は示すが、もう、魚の腹を撲(なぐ)りつけるほどの勇気も失せた...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...大抵の場合子供を加担させて擬勢するのが彼の手だったが...
徳田秋声 「仮装人物」
...しきりに擬勢(ぎせい)を示すのを...
中里介山 「大菩薩峠」
...それをなんで拙者に問いただす廉(かど)がある」井村は擬勢(ぎせい)を張って...
中里介山 「大菩薩峠」
...わざと生酔いの擬勢をして見せるのではなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...あれも孔明の擬勢だ...
吉川英治 「三国志」
...おそらく擬勢であろう...
吉川英治 「三国志」
...下種(げす)どもの擬勢だろう...
吉川英治 「私本太平記」
...つまり擬勢(ぎせい)だったにちがいない...
吉川英治 「私本太平記」
...擬勢のためだ、さとられるな」「兄上は」「自身、ここにある岩松、里見、山名...
吉川英治 「私本太平記」
...日いっぱい、擬勢を張って、陣をくずさず夜を待った...
吉川英治 「私本太平記」
...兵法でいう“紛(まぎ)れ”と申す敵の擬勢(ぎせい)だ...
吉川英治 「私本太平記」
...擬勢(ぎせい)を張っていたに過ぎないものだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...これは宋江が土地(ところ)の農民や雑夫(ぞうふ)を狩り集めて兵鼓(へいこ)を振るわせた擬勢(ぎせい)であったに相違ない...
吉川英治 「新・水滸伝」
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