...妹の夫として撰ぶ人物ではないと思っているらしいと吉岡が感づく...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...総代とか委員とかいう者を撰ぶのも悪くないが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...補祭の笑い上戸やフォン・コーレンの憎悪と何ら撰ぶところはない...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...それがために大理石よりも木を撰ぶというようなことがあるならば...
津田左右吉 「芸術と国民性」
...若し神明の加護ありて故郷に我の歸りなばわれに必ずペーリュウス一人(ひとり)の女性撰ぶべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...そこに意のまゝ撰ぶべき五十ギオンを――其中の半ばは葡萄みのる園...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...女はイデースを撰ぶ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...なるたけ親子夫婦の情合いの深そうなのを撰ぶんでございまス...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...武官に限りて必ず其國教なる耶蘇(やそ)宗門の人を撰ぶと云ふ...
福沢諭吉 「帝室論」
...世間に醫を撰ぶに方角を定め或は神妓巫点祈祷などゝ樣々の事をする人あり...
福澤諭吉 「養生の心得」
...飯だけ上等室で喰ふやうに談判しろ」「イヤ君を代表者に撰ぶよ」「オラいやだ君行け」尽(ことごと)く譲り合ひぬ...
正岡子規 「従軍紀事」
...趣味ある意匠を撰ぶに傾きたるは...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...私が卓子を撰ぶのはそこから鳩居堂の方にむかつて繁華な街路を硝子越しにぼんやり眺めてゐるのに恰好なからで...
三好達治 「銀座街頭」
...そして直卿は行状を撰ぶに当つて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...但霧渓は養父の行状を撰ぶに当つて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...初めわたくしは松陰が文を撰ぶに当つて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...唯物論を撰ぶべきかと云うことによって...
横光利一 「新感覚派とコンミニズム文学」
...唯心唯物のいずれかを撰ぶことによって...
横光利一 「新感覚派とコンミニズム文学」
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