...さと帛(きぬ)を裂くが如き四絃一撥の琴の音に連(つ)れて...
高山樗牛 「瀧口入道」
...労働者と農民とが私たちに向けて示す憎悪と反撥とを...
太宰治 「虚構の春」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...善とか美とかによく反撥する性質を持つたトルストイから...
田山録弥 「自他の融合」
...次には反撥を感ずるようになりました...
豊島与志雄 「道標」
...その不愉快さに対する反撥心が起ってきた...
豊島与志雄 「反抗」
...其(そ)の狹(せま)い周圍(しうゐ)と反撥(はんぱつ)して居(ゐ)るやうな關係(くわんけい)が自然(しぜん)に成立(なりた)つて居(ゐ)る...
長塚節 「土」
...梧前灯下(ごぜんとうか)に書巻を手にするのは皆この自証(じしょう)を挑撥(ちょうはつ)するの方便(ほうべん)の具(ぐ)に過ぎぬ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...瀑布は二段目から左へ反撥して崖の後にかくれてしまふ...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...雁江は頻りに反撥を欲した...
原民喜 「滑走」
...芝居、皮肉、意地悪、戯れ――そんな風にのみとつて、反撥し、忘却し、軽蔑し去つた彼こそが、白々しい哀れな独断家であつたことを、出し抜けに彼は感じさせられなければならぬやうな破目に陥つた...
牧野信一 「小川の流れ」
...どんな風に撥ねかへし...
牧野信一 「駆ける朝」
...そしてその時は人間らしく反撥してほしい...
宮本百合子 「幸福の建設」
...我々が偏見をもって反撥していれば...
宮本百合子 「刻々」
...中国の客の視線は一様に薄青い光で反撥し...
横光利一 「旅愁」
...喉(のど)を破ッたような声で、「ちぇッ、畜生」咄嗟、反撥的な力で、落とした短刀をつかんで跳ね起きましたが、その時、相手のかぶっていた女の単衣(ひとえ)がふわりと彼の顔へ投げられて来ました...
吉川英治 「江戸三国志」
...太鼓を打つ二つの撥は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...五六年前ならイキナリ反撥したかも知れない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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