...……澄太居雑詠よい酒でよい蛙でほんに久しぶり雨ふる古い古い石塔が青葉がくれに青葉をへだててお隣は味噌でも摺るらしい音柊のあを/\としておだやかなくらし朝の鏡の白い花のかげ蛙ひとしきりそれからまた降る□海は曇つて何もない雨つんばくろよいつしよにゆかう六月三日 晴...
種田山頭火 「旅日記」
...米を洗う、味噌を摺る...
種田山頭火 「私の生活」
...勞れた足を引摺るやうにしてゐるものもあれば...
田山花袋 「歸國」
...その汁にて原稿用罫紙十帖ほど摺る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...夜臙脂を煮て原稾用罫帋を摺ること四五帖なり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...八重今は襷(たすき)がけの手先墨にまみるるをも厭(いと)はず幾帖(いくじょう)となくこれを摺る...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...しかも、前へは摺(す)らないで、うしろへ摺る...
中里介山 「大菩薩峠」
...一歩一歩重い足を引摺るやうにして...
中島敦 「環礁」
...同じ樣な無氣力者の寄合に違ひないT島でも矢張この少年に手古摺るに違ひない...
中島敦 「環礁」
...なにぶん宵闇の中に起った不意の出来事で、それに、曲者は恐ろしい手練、後棒の若い衆は思わず跳ね飛ばされて尻餅をつくと、その間に飛付いた、第二、第三の男、物をも言わずに花嫁の駕籠を引っ渫(さら)って、引摺るように、横手の狭い路地の口へ――...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...面白いことを見せてやる」平次は八五郎を引摺るように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「あツ」飛込んで一當て、水落へ喰はせると、男は脆(もろ)くもヘタ/\と崩折れるのを、引摺るやうに、木立の中へ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは七つ下がりの袷(あはせ)を引摺るやうに着て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...引き摺るようにして蹣跚(まんさん)として来たる...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...そしてまたそれが衣に摺る色を有(も)っていて染料になるものでなければならない...
牧野富太郎 「植物記」
...焦茶色の羊毛の引摺るばかりの寛衣(きもの)を着て...
三木露風 「トラピスト天使園の童貞」
...稗粉するときや嘗め/\摺るがメカス摺るときやならが出るといふのがある...
柳田國男 「食料名彙」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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