...さてこうなって考えますと、叔母の尼さえ竜の事を聞き伝えたのでございますから、大和(やまと)の国内は申すまでもなく、摂津の国、和泉(いずみ)の国、河内(かわち)の国を始めとして、事によると播磨(はりま)の国、山城(やましろ)の国、近江(おうみ)の国、丹波(たんば)の国のあたりまでも、もうこの噂が一円(いちえん)にひろまっているのでございましょう...
芥川龍之介 「竜」
...近隣の都市に繰り出してディナーを摂っている一家から信号を受信した...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「いえ、いえ、ラゴーフにはもう!」
...それは摂津(せっつ)の磯歯津(しはつ)山を詠んだともいう...
高浜虚子 「別府温泉」
...殿が摂生(せっせい)をお守りなされて一年でも多く長寿を保って下さる方が私もうれしい...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...而も家長或はそれに類する人だけが摂取するということは...
豊島与志雄 「風俗時評」
...労働に必要なだけの食物を摂取して...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...先生は只(ただ)毎日来て容体を診て病中の摂生法を指図(さしず)するだけであった...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...彼等の祖先と同じ形の食器から同じ黄色い食物を摂(と)り...
三好達治 「測量船」
...摂津守の子は浪速(なにわ)で祓(はら)いをさせたいと願って自宅へ帰った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...摂津国より信濃国に徙り...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...すべての焦慮も自然の摂理の前には沈黙を余儀なくされてくるからです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...光辰は家督相続をして摂津守に任じ...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...矢代は夕食を千鶴子と一緒に摂って...
横光利一 「旅愁」
...兵と同じ粗末な糧食を摂(と)って...
吉川英治 「上杉謙信」
...摂津守(せっつのかみ)荒木村重は...
吉川英治 「新書太閤記」
...摂津守に会いに参る...
吉川英治 「新書太閤記」
...摂州茨木(いばらき)このかた...
吉川英治 「新書太閤記」
...山城摂津の守護たる貴下がそれを守らず...
和辻哲郎 「鎖国」
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