...父は私たちが芸術に携わることは極端に嫌(きら)って...
有島武郎 「私の父と母」
...オーストリー領にあるクラカウの町に赴いてこれに携わる人々もたくさんにありました...
石原純 「キュリー夫人」
...これが元来好きな物理学にも携わる契機ともなったのでした...
石原純 「ヘルムホルツ」
...これは芸術家――ことに映画のような娯楽的性格を持つ芸術に携わるもの――の触れてはならない題材ではないだろうか...
伊丹万作 「映画と癩の問題」
...同じ文学に携わる者としては夏目という名前がしばしば繰返された...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...左様なことの御相談に携わる暇はござりませねど...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...その手紙には女の身として文学に携わることの不心得...
田山花袋 「蒲団」
...また世界中で製造業に携わるものは...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...民俗学に携わる人々は...
津田左右吉 「日本上代史の研究に関する二、三の傾向について」
...そうした戒心を有ちながらこの夫々の単一的文化職業組合の結成運動に携わるのだと考えているかも知れないが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...ことに文芸に携わるものには覚えていてよい年であろう...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...主に女子教育に携わる...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...検察に携わる官憲は...
久生十蘭 「魔都」
...源氏にも朝家(ちょうけ)の政治に携わる上に心得ていねばならぬことをお教えになり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...機(はた)に携わる人たちの趣味と技芸とが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...または是に携わる者を気の毒がることは勿論(もちろん)まちがっている...
柳田国男 「木綿以前の事」
...それに女が携わると目に立つが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...此の徳は此の道に携わる者の誰もが持ちたいものだと思う...
山中貞雄 「雑録」
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