「揺」の意味
揺れる
小説での「揺」の使い方
...「ご、ご、ごーン」と音がして、アクロン号の船体が、グラグラと、揺れた...
海野十三 「空襲葬送曲」
...どうやら揺れて来たようだ...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...やはり揺れるので参ったらしい...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...彼の精神的決意のうちに近ごろ起こっていた動揺の原因は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...力一杯に揺り起した...
豊島与志雄 「変な男」
...これら自然の動揺変化につれて...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...何やらわけのわからぬ動揺を打ちます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...濛々(もうもう)と煙るその煙のなかに人間の顔がぐらぐら揺いだ...
原民喜 「火の唇」
...あっけなく岩が揺ぎだした...
久生十蘭 「地底獣国」
...この無様(ぶざま)な揺籃の底に目覚めてゐるとは誰が知らう...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...目が覚めると、船は縦揺れ、横揺れ状態、船体や帆柱がガタガタ、ギーギーきしんでいる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...のどかに揺れていった...
正岡容 「圓太郎馬車」
...常識もまた動揺させられる...
三木清 「哲学入門」
...これらの作家たちは無産階級運動とその芸術運動の擡頭しはじめた日本の新しい社会と文学の動揺のなかに...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第六巻)」
...その座敷は六帖ばかりで、不忍の池に面したほうが、肱(ひじ)掛け窓になっており、閉めてある障子に、池の水の波紋が映って、揺れていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...川風にひらひら揺れている茂った葉も...
山本周五郎 「柳橋物語」
...大勢の人ゴミ中でヴェルダン戦線の全神経の動揺を想起して戦慄した...
夢野久作 「戦場」
...三平は、土を被(かぶ)せられて、愈(いよいよ)感情的に、『無智な土民と思うて、怺(こら)えていれば、つけ上って、悪口雑言、ゆるさんぞッ』藤左衛門の手を振り(も)ぎって、前へ出ようとすると、土民たちは少し後ずさって、動揺しながら、『叩きのめせっ』と、かえって、気勢を昂(あ)げた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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