...地(じ)が揺れるように...
泉鏡花 「瓜の涙」
...三度揺ぐと見る間に...
海野十三 「蠅男」
...唯物論と共にであるが!資本主義のこの国際的な動揺期に当って...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...おまけに風波が起って動揺が甚だしくなった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...トロに揺られながら...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...その声々にさながら日比谷の森も揺らぐかと思うばかり...
久生十蘭 「魔都」
...大きな葉が揺いでいるのを見て...
火野葦平 「糞尿譚」
...揺籃の中に息絶えた幼児を見出すと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...――このままこうしてごとんごとんと揺られながら...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...無力のために自分が動揺し挫折するのを感ずる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼自身そう無定見で始終動揺していたわけでは決してない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...西沢の側へ揺れてゆくと...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...「――六十万石を揺り潰(つぶ)そうという企みが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...漸く溜った馬の額の汗に映って逆さまに揺らめいた...
横光利一 「蠅」
...小屋の前を揺すったのである...
吉川英治 「大岡越前」
...呉城全体があやしく揺れおののくばかりだった...
吉川英治 「三国志」
...手を打ち叩いて動揺(どよ)めき笑う...
吉川英治 「三国志」
...全身を揺すって笑った...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索