...彼は揚言を訂正し、謝罪した...
...揚言してしまったことを後悔している...
...先生は揚言の答えを求めている...
...もう一度揚言を確認してから、決定しましょう...
...揚言を取り消すことはできますか?...
...明日は屑籠(くづかご)に投込まれても本望だと揚言して憚(はばか)らない作家がある...
青野季吉 「百万人のそして唯一人の文学」
...法性寺関白をして「此世をば我世とぞ思ふ」と揚言せしめたる...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...悲しむべし京城の内外陰時常ならずして一團の低氣壓四大門上を去らず宮内府にては近日女宮を廢し李宮相の歸國を待ちて雅悲四千餘名解散し根本的の肅清を圖ると揚言しつゝありて庶政漸く其緒につくものの如しと雖ども社面には幾多の暗流横溢するものと見え廿八日京城發電は嚴妃の姉聟にあたる閔某が太皇帝及び嚴妃の密旨を受けて大金を携帶し...
石川啄木 「雲間寸觀」
...果して其揚言する学芸開放の所以なりや...
岩波茂雄 「岩波文庫論」
...はたしてその揚言する学芸解放のゆえんなりや...
岩波茂雄 「読書子に寄す」
...其自ら揚言する所を聞けば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其腐敗は則ち一なり帝國黨は自ら既成政黨の腐敗に襲はれずと揚言したれども...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...威嚇(いかく)的言辞を用いて新しい犯行を揚言(ようげん)し...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...彼等は二週間定に入り其の間飮まず食はぬと揚言した...
松本文三郎 「印度の聖人」
...外国著作権を侵害する旨を揚言するのは怪しからぬと感じたことは勿論であるが...
山下博章 「「プラーゲ旋風」の話」
...「資本家を倒すのは人類のためだ」と揚言しながら「実はおれ自身のためだ」というさもしい欲求――「労働運動は多数を恃(たの)む卑怯者の群れだ」と罵倒しながら「おれの儲け処が貴様達にわかるものか」という陋劣(ろうれつ)な本心――「多数党如何に横暴なりとも正義が許さぬぞ」という物欲しさ――「本大臣は充分責任を負うております」という不誠意――どれもこれもその云う口の下からの鼻の表現に依って値打ちは付けられて...
夢野久作 「鼻の表現」
...切って善光寺へ出ずるものとお心得あってよかろう」もちろんこれは寸前まで味方の士卒のあいだにも兵略の機微(きび)を漏らすまいとする万全の用意から出た揚言(ようげん)であった...
吉川英治 「上杉謙信」
...揚言しているものは...
吉川英治 「黒田如水」
...曹操もそれを公然と揚言しているのであろう...
吉川英治 「三国志」
...左右へ放った揚言(ようげん)であったという...
吉川英治 「新書太閤記」
...かれはむかしから“猿ぎらい”だと揚言(ようげん)していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...――三日を期して、総がかりに攻めつぶすのだ」義経は、そう揚言した...
吉川英治 「源頼朝」
...あの気まずい別れぎわの春日の揚言(ようげん)と哄笑(こうしょう)とが...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
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