...心に描くのが後暗(うしろめた)い...
泉鏡花 「瓜の涙」
...直ちに眼前に描くことが出来る...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...ロゼチの描く腺病質(せんびょうしつ)の美女の絵も示された記憶がある...
寺田寅彦 「柿の種」
...さまざまの妄想を描く...
外村繁 「澪標」
...依然としてその女の美しい大(おおき)な眸(ひとみ)を眼の前に描くように見えた...
夏目漱石 「行人」
...ローランサンの描く――いや/\後の世の浮世繪師(うきよゑし)喜多川歌麿(うたまろ)が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...繪を描くことは好きであつた...
林芙美子 「雨」
...この性格を描くということが...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...新吉が描く軍艦の画を訂正した...
牧野信一 「淡雪」
...境遇的な感じ方で描くところ...
宮本百合子 「高台寺」
...山蕗の胡麻よごしを思い描く...
矢田津世子 「茶粥の記」
...早く多く描く処から来た必然の結果である...
柳宗悦 「民藝四十年」
...真昼の光にきらりきらりと白刃の描く虹が見えたから...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...海洋を描く作家も多くある...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...六子どもの頃は誰でも画を描く...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「マダムの肖像画を描くんだ」といっていた...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
...彼の描く人と自然とは...
和辻哲郎 「享楽人」
...この作者の描く光源氏はこの作者の独創の人物であるにしても...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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