...このクラスはなかなか元気者揃いであり...
海野十三 「新学期行進曲」
...一同揃いも揃ってダブルで気が変になりそうであったが...
海野十三 「戦時旅行鞄」
...人々が揃いも揃って夢を見ていた訳ではあるまい...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...光子さんはもう取られたのんが揃いの着物やったいうことさい忘れてたくらい慌(あわ)ててなさって...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...欲しいものは揃いました...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...袖口(そでぐち)と襟(えり)とを赤地にした揃いの白服に...
永井荷風 「十九の秋」
...上の一揃いは「常夏(とこなつ)草紙」...
中里介山 「大菩薩峠」
...おのずから全員出揃いとなって...
中里介山 「大菩薩峠」
...九州肥後熊本五十四万石細川侯の行列であろうところの供揃いが...
中里介山 「大菩薩峠」
...その役者の揃いの浴衣を着て...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
...一行は「鶴の子石鹸」と脊中に白く染めぬいた揃いの印絆纒を着...
久生十蘭 「魔都」
...ナイフとフォークとスプーンも二揃い...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...家は広くっても寝道具や何かがまだよく揃いますまい」父「イヤそれはどうでもなる...
村井弦斎 「食道楽」
...今や史料は積(かさ)なり、技術家は揃い、思索者は集る...
柳宗悦 「民藝四十年」
...ほかの脅迫(ぱくり)や誘拐(かたり)見たように少数の黒人(くろうと)の腕揃いではない...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...黒色に揃いの白襟の娘たちの一団が...
横光利一 「旅愁」
...銀延(ぎんの)べ地に鶴ノ丸を黄に染めだした揃いの小袖に...
吉川英治 「私本太平記」
...五十人の家来に金襴の揃いの服を着せるとかいう類である...
和辻哲郎 「鎖国」
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