...大抵揃ひましたから...
石川啄木 「菊池君」
...何故(なぜ)だといいますと(その女学校はこの節はだいぶよく揃ったそうでありますが...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...横穴探険に必要な品々を取揃えた...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...三の号令と共に悉く打ち揃うて此の訓へを守る様になる時の外は到底その実行を望むことは出来ぬ...
丘浅次郎 「人類の将来」
...揃(そろ)って完全であってこそ...
高神覚昇 「般若心経講義」
...あのサレーダイン兄弟は揃も揃ってろくでなしなんじゃ...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...御米の下駄(げた)を揃(そろ)えた...
夏目漱石 「門」
...白粉と紅とを取揃えたり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「變つたことはなかつたのか」「四人の親達は、口を揃へて、あんな事をされる覺えはないと言ひますよ、――兎も角改めて親分が行つて見て下さい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一同揃って帰京、ねむくて/\、寝台車の方乗ると、グーグー眠る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...夫婦揃つて塵も積つて山主義の身代を溜めた加納屋のをばさんは...
水野仙子 「四十餘日」
...元禄時代の編てふ『当世小唄揃』には「鳥のねも鐘も聞えぬ里もがな...
南方熊楠 「十二支考」
...いま靴の音も不揃いにふりあげる喊声……水撒かれた小径...
百田宗治 「夕暮の別荘地に歩み入る兵士達」
...揃いましたは変だとは思ったが...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...つまらないような通俗な器物が揃(そろ)えてあった...
山本周五郎 「思い違い物語」
...千浪と切ッ尖を揃えて左右から激しく斬り込んだ...
吉川英治 「剣難女難」
...揃ってただ首をうなだれて答える者はない...
吉川英治 「三国志」
...酌人も揃っている...
吉川英治 「新書太閤記」
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