...足掻(あが)けば足掻くほど...
石川啄木 「病室より」
...裸男一言もなくして、頭を掻く...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...夫は常に鼾を掻く癖があるのだが...
谷崎潤一郎 「鍵」
......
種田山頭火 「行乞記」
...むやみとその胸のあたりを抓(つね)るのか引っ掻くのか妙な折檻(せっかん)をする...
田畑修一郎 「石ころ路」
...足の甲を爪でゴリ/\掻く...
長塚節 「十日間」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...沓脱の後ろを引っ掻くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ポリポリと小鬢(こびん)のあたりを掻くのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...飛んだ恥を掻くぜ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一枚買ひましたよ」八五郎はニヤリニヤリと小鬢(こびん)のあたりを掻くのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...頭を掻くような恰好をした...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...そしてふざけるような手つきで片手が頬を掻くような事をする...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...もう駄目だ」と泣きベソを掻く(丁度君がしているように!)と言う...
三好十郎 「俳優への手紙」
...楠天の葉うらも白き月夜かな落葉やんで雌鶏が土を掻く...
三好達治 「測量船」
...杖を流れに入れて掻くようにすれば...
柳田國男 「日本の伝説」
...扇のかなめで耳を掻く...
吉川英治 「くせ」
...――その裏を掻く戦法だ...
吉川英治 「新書太閤記」
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