...足掻(あが)けば足掻くほど...
石川啄木 「病室より」
...鉛の水を掻くように...
泉鏡花 「浮舟」
...本庄はちょっとべそを掻くような表情をした...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魔性の女」
...突きそこなったのか横の方へ引掻くようにそびれていた...
大阪圭吉 「白妖」
......
種田山頭火 「草木塔」
...急に恐ろしい音を立ててガリガリと入口の硝子(ガラス)戸を引掻くものがある...
中島敦 「虎狩」
...首筋を掻くのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...靴を隔てて痒きを掻く思ひをすることが多い...
正宗白鳥 「語學修業」
......
三好達治 「南窗集」
......
室生犀星 「抒情小曲集」
...却つてななえが恥を掻くことになるのだ...
室生犀星 「渚」
...帚(ほうき)が引っ掻く...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...恋愛が血の出るまで咬み引掻くことを誇りとするように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...T「あなたがボンヤリして居るからこんな恥を掻くのです」敬四郎済まん済まんと謝ってる...
山中貞雄 「右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法」
...T「さんざんサ」とベソを掻く...
山中貞雄 「なりひら小僧」
...その黄ろい手脚で俺達を引つ掻くといふ始末だ...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...沓(くつ)の上から痒(かゆ)いところを掻く気もするが...
吉川英治 「江戸三国志」
...首を掻く間もない...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索