...重さうに下つた帷を掲げて...
芥川龍之介 「南京の基督」
...「泣菫詩集」の巻頭に著者の肖像の掲げてないのは明らかに薄田氏自身も亦この欠点を知つてゐるからであらう...
芥川龍之介 「人及び芸術家としての薄田泣菫氏」
...このことにつき寄書者は疑問を掲げて曰く...
井上円了 「おばけの正体」
...禁轉載と掲げて出版し得意顏でゐる...
小穴隆一 「二つの繪」
...ここにいくつか要約を掲げておこう...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...明教館にもそれらの明文を掲げてあるくらいだから...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...『娘手踊栗唐一座』といふ大看板(だいかんばん)を掲げてしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼等は常に主観を掲げて...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...世人もし確証を掲げてこの論説を排し明らかに私立の不利を述ぶる者あらば...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...右は同氏の伝記「江藤南白」に掲げてあるところであるが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...すべてこのロス氏の探人広告を大きく掲げている...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...されどかかるわらべめきたるものをことさらに掲げて諸君に見(まみ)えんとにはあらず...
正岡子規 「墨汁一滴」
...その当時の拙講の要項を掲げて...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...人々はそれらのものを壁に掲げて...
柳宗悦 「民藝四十年」
...後(のち)の比較のために全文を掲げておくことにする...
柳田国男 「海上の道」
...歴史めかした題材を掲げて...
吉川英治 「折々の記」
...すぐ詰(つめ)の間(ま)の者が紙燭(ししょく)を掲げて板縁にひざまずいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...何やら官(かみ)の高札らしいものが掲げてあった...
吉川英治 「親鸞」
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