例文・使い方一覧でみる「推考」の意味

...丸みを帶びたる灰は熔融體の分散冷固したるものと推考せられ... 丸みを帶びたる灰は熔融體の分散冷固したるものと推考せられの読み方
石川成章「櫻島噴火の概況」

...しかし細微に両者の意味を推考して見ると... しかし細微に両者の意味を推考して見るとの読み方
伊藤左千夫「歌の潤い」

...どこかこの推考には間違がある... どこかこの推考には間違があるの読み方
高村光太郎「永遠の感覚」

...貝塚の出來方も同じく皆現存未開人民の行爲に就て正しく推考することを得...
坪井正五郎「コロボックル風俗考」

...常陸風土記所載（ひたちふうどきしよさい）の一項は稍推考（すいこう）の手掛（てが）かりとするを得ん... 常陸風土記所載の一項は稍推考の手掛かりとするを得んの読み方
坪井正五郎「コロボックル風俗考」

...是等石器の製法用法は現存（げんぞん）未開人民（みかいじんみん）の所爲（しよゐ）に由つても充分に推考（すゐこう）するを得るなり... 是等石器の製法用法は現存未開人民の所爲に由つても充分に推考するを得るなりの読み方
坪井正五郎「コロボックル風俗考」

...クインスランド土人の現状（げんぜう）に徴して推考（すゐこう）するを得るなり... クインスランド土人の現状に徴して推考するを得るなりの読み方
坪井正五郎「コロボックル風俗考」

...そはエスキモーが斯かる事を爲す時に用ゐる錘（おも）りと好（よ）く似（に）たる石片角片の遺跡（ゐせき）より發見さるるに由りて推考（すいかう）せらるるなり... そはエスキモーが斯かる事を爲す時に用ゐる錘りと好く似たる石片角片の遺跡より發見さるるに由りて推考せらるるなりの読み方
坪井正五郎「コロボックル風俗考」

...基礎前提にもまた推考の論理にも欠陥が多いかもしれない... 基礎前提にもまた推考の論理にも欠陥が多いかもしれないの読み方
寺田寅彦「一つの思考実験」

...未来を推考したところで... 未来を推考したところでの読み方
萩原朔太郎「名前の話」

...従来の例から推考すると別に懲戒に附するほどのことはあるまいと思う」というのである...
長谷川時雨「芳川鎌子」

...之を推考すること緊要なり... 之を推考すること緊要なりの読み方
福沢諭吉「帝室論」

...只管讀者の推考を乞ふのみ... 只管讀者の推考を乞ふのみの読み方
福沢諭吉「帝室論」

...そこでオニフスベは鬼の瘤の意であると推考せられ得る... そこでオニフスベは鬼の瘤の意であると推考せられ得るの読み方
牧野富太郎「植物一日一題」

...推考することに鋭敏な人ならば... 推考することに鋭敏な人ならばの読み方
牧野富太郎「植物一日一題」

...この部屋に居たのは――小幡とふきだけだね」「ええ」何か推考する禎一の瞳と愛の眼がぴったり合った...
宮本百合子「斯ういう気持」

...ここから推考すると... ここから推考するとの読み方
山本周五郎「新潮記」

...武蔵のあるいた足どりを推考していると... 武蔵のあるいた足どりを推考しているとの読み方
吉川英治「随筆　宮本武蔵」

「推考」の読みかた

「推考」の書き方・書き順