...すっぽりと氷のような海の中にもぐり込みながら...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...」帽子をすっぽり亀の子竦(すく)みで...
泉鏡花 「婦系図」
...マスクをあげて頭からすっぽりかぶりました...
海野十三 「怪塔王」
...身体のすっぽりはいる潜水服みたいなもので...
海野十三 「三十年後の世界」
...その鍋のようなものがすっぽりかぶさった...
海野十三 「少年探偵長」
...頭も顔もすっぽりと黒布で包んだ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...すっぽりとかぶせました...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...毛布をすっぽりと被ぶったまま...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「恐怖の幻兵団員」
...ご飯蒸(む)しのアルミの蓋(ふた)をすっぽりとかぶせながら...
高見順 「如何なる星の下に」
...私蒲団(ふとん)を頭からすっぽり被(かぶ)って明朝は早く起きて...
近松秋江 「雪の日」
...その鎖(くさり)はすっぽりと頸(くび)へかかって...
グリム 中島孤島訳 「杜松の樹」
...桐油(とうゆ)をすっぽり冠(かぶ)って...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...肘(ひじ)まですっぽり隠れてしまう重そうな毛皮のマフを...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...頭からすっぽり布団を被って...
北條民雄 「いのちの初夜」
...外套を頭からすっぽりかぶって...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...外套をすっぽりかけ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...ときどき股まですっぽり嵌(はま)ってしまい...
松濤明 「春の遠山入り」
...すっぽりと傘をかついで...
吉川英治 「銀河まつり」
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