...上司の説得力には推服した...
...彼の弁明には私たちも推服せざるを得なかった...
...彼の議論は非常に説得力があり、私たちはすぐに推服した...
...彼の発言には全員が推服した...
...彼女の論理的な解釈には推服せずにいられなかった...
...熱心に推服の意を洩(もら)し始めた...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...大にMに推服してしまつたぢやあないか...
芥川龍之介 「創作」
...瀕死の瀬戸際に臨んでも少しも挫(くじ)けなかった知識の向上慾の盛んなるには推服せざるを得なかった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...また必ずしも沼南の人物に推服するものばかりでもなかったから...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...Yに対する沼南の情誼に感奮した最初の推服を次第に減じたが...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...科学に偏するスペンサーの哲学の如きも或る程度以上は決して推服していなかった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...三十年前に人種競争の止むを得ざる結果から欧亜の大衝突の当然来るべきを切言した二葉亭の巨眼は推服すべきものであった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...しかし我輩の最も推服しているのは福沢先生と新島先生の二人である...
大隈重信 「新島先生を憶う」
...もし成り行きに任せ、モントルイュ・スュール・メールにとどまっているならば、自分の高い地位、自分の好評、自分の善業、人の推服、人の敬意、自分の慈善、自分の富、自分の高名、自分の徳、それらは皆罪悪に汚されるであろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...壮士連はことごとく子路の明快闊達に推服した...
中島敦 「弟子」
...(白人に立てられた傀儡(かいらい)ではない)彼等の心から推服する真の王者へと贈られた・大小酋長からの献上品だ...
中島敦 「光と風と夢」
...余が教授の文章にいたく推服したのはこの時である...
夏目漱石 「思い出す事など」
...平次の腕に心から推服している三(み)つ股(また)の源吉(げんきち)は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...日頃から推服(すいふく)しきっていたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...日頃から推服(すゐふく)しきつてゐたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それと同時に不斷推服せる女性がなアんだあんな奴と結婚してと唾をひつかけてやりたく思つたこともある...
横瀬夜雨 「春」
...いちいち自分に推服の声をもらしているので...
吉川英治 「三国志」
...敵ながら正直にそう推服(すいふく)できる...
吉川英治 「新書太閤記」
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