...その形から推して...
海野十三 「海底大陸」
...徹頭徹尾推理の力で推していくところに興味と實益があるのであつて...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...大内を訪ねると彼はまた農科大学の古在由道を推して...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...情勢から推しておそらく相当に厳重なものだろう...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...殊に大瀑を十丈といつはるより推しても...
大町桂月 「赤城山」
...各種の動物の挙動から推してその心理状態を調べ...
丘浅次郎 「生物学的の見方」
...ただ横臥した家が祇園の茶屋であったという処から推して考えて見ても...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...竪子(じゅし)を推して...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...その消息から推して...
徳永直 「あまり者」
...その点を推して行くと...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...このような逆説から推して...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...――この間宿の客が山から取って来て瓶(へい)に挿(さ)した一輪の白さと大きさと香(かおり)から推して...
夏目漱石 「思い出す事など」
...推して行けばいつか一度は零(れい)にならなければならない...
夏目漱石 「坑夫」
...余はこの心より推して一々君の心を読むことが出来ると思う...
西田幾多郎 「我が子の死」
...五体が煙突掃除人よりも黒いところから推して...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...私はこの調子から推してあなたからは相当のものをねだってもいいらしいと思われますがいかがでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...したがってわれわれはしばしば故人の妄誕の癖を邪推してみたり...
柳田国男 「雪国の春」
...事実から推して見ると...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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