...毛唐(けとう)の乗ったボートは橋に引掛かり...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...病的毒が身体に入った方法について何の手掛かりも得られないであろう...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...何しろ一ヶ月その仕事に掛かり切っていても...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...その石川さんが私に逢いたいなんて……そんならこっちからお目に掛かりに行きたいもんです...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...この人数は現在の彫刻師の人数の三分の二強であろうと掛かりの人は思っていたので許可したのでしょう...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...毎日其寺(そこ)に通い充分注意を致して仕事に取り掛かりました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...儲(もう)かれば重畳(ちょうじょう)……いよいよ取り掛かりましょう...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...或る時H氏と二人で道を通り掛かりにちょっとマリヤンの家に寄ったことがある...
中島敦 「環礁」
...或る時H氏と二人で道を通り掛かりに一寸マリヤンの家に寄つたことがある...
中島敦 「環礁」
...彼の癇高い声が而も鼻に掛かり...
中原中也 「校長」
...筆者の手掛かりはなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...妙な歩き方だなと心に引っ掛かり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...手掛かりは隠さねば...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...久しく掛かり碑を切り終って...
南方熊楠 「十二支考」
...それからまた焼くのは大層手数が掛かり過ぎるようですね...
村井弦斎 「食道楽」
...芸娼妓なんぞに掛かり合ったこともなければ...
森鴎外 「雁」
...互におもたれ掛かりなすって...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...「……それで……それで……妾は……貴方様のお手に掛かりに……まいりました」ハッとした平馬は二尺ばかり飛び退(の)いた...
夢野久作 「斬られたさに」
便利!手書き漢字入力検索