...おなじように腰を捻った...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...彼は切断した動脈を捻ったり結紮し...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...「一緒に、というんじやあねえ、わし一人で――その代り、暫く、誰も、来んように」富士春は、微笑して「屋根伝いに、お嬢さんが――」「まあず、その辺」富士春は、手を延して、益満を捻った...
直木三十五 「南国太平記」
...肩を引いて七三に捻った上半身...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何処(どこ)でスイッチを捻ったか...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...そのスイッチを返し一番初めに捻ったスイッチを巻いて見たが...
林芙美子 「泣虫小僧」
...「いくら首を捻ったところで...
久生十蘭 「魔都」
...つづいて背後の破目板の銓を捻った...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...この人は何うもと首を捻ったのへも鉛筆でしるしを附けて置いて...
牧逸馬 「土から手が」
...どこまで粋なお客だろう」今松は捻った...
正岡容 「寄席」
...思切って電灯のスイッチを捻った瞬間...
松本泰 「日蔭の街」
...「どこかで見たような紋だが」吾助は考え深げに小首を捻った...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...その刹那(せつな)に幹太郎が半身を捻った...
山本周五郎 「花も刀も」
...だがたぶんおまえの鼻を捻ったことは本当だろう...
山本周五郎 「百足ちがい」
...指の先で鼻下髭の端を捻った...
山本周五郎 「百足ちがい」
...甲斐は上半身を捻った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...例の捻ったような...
山本周五郎 「山彦乙女」
...よんどころなくなにか田舎武士に解りのよいものをと首を捻った末...
山本笑月 「明治世相百話」
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