...今日からは仕事も捗(はかど)るであろうし...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...その政治ははたして人民の幸福を進捗(しんちょく)するに足るか...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...例の一条も大分捗(はか)が行きそうだて」「まあ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...大して捗々しくない*...
戸坂潤 「科学論」
...同様以上に掘下げ工作が進捗(しんちょく)しているはずなのですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...「僕がいないと実験が捗どるね...
中谷宇吉郎 「球皮事件」
...順次に進捗(しんちょく)する出来事の助けを藉(か)らずとも...
夏目漱石 「草枕」
...其後(そのご)色々の事情にて捗(はか)どりかね候所...
夏目漱石 「虞美人草」
...それが二三人で持ち合ってなかなか捗取(はかど)らないような湿(しめ)り気(け)を帯びていた...
夏目漱石 「変な音」
...「火の唇」はいつまでたっても容易に捗(はかど)らなかった...
原民喜 「火の唇」
...ワルツの生命以上には進捗しなかったというのはいささか無常だね」しゃべってばかりいて...
久生十蘭 「だいこん」
...しかるに経済社会の進捗(しんちょく)し富財(ふざい)の饒多(じょうた)となるに従って...
福田英子 「妾の半生涯」
...これらの調査がフォニックス市で進捗(しんちょく)している間に...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...案外仕事も捗るに違ひないと高をくくつて...
牧野信一 「風流旅行」
...道(みち)はなか/\きのふのやうには捗(はかど)らない...
森鴎外 「寒山拾得」
...彼女の裏面の秘密に関する私の調査がグングン進捗(しんちょく)し始めたのは重ね重ねの不思議であった...
夢野久作 「けむりを吐かぬ煙突」
...工事の進捗(しんちょく)を早速になされよ...
吉川英治 「新書太閤記」
...いくらも道は捗(はか)どっておるまいな」読み終ると...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索