...南洲の腰に差してあるのは餌物を捕る罠である...
高村光太郎 「回想録」
...捕るにきまつた山の中へ哀れな少女が出かけると...
竹久夢二 「砂がき」
...ある映画監督は猫が鼠を捕る光景を撮るために七十時間とそれに相当するフィルムを費やしたそうである...
寺田寅彦 「教育映画について」
...もしも運がよかったら鯨を捕る光景が見られるというのと...
寺田寅彦 「初旅」
...魚捕るべからず」などと言つて...
外村繁 「打出の小槌」
...倒した木は分捕るという事が流行(はや)った...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...浦上キリシタンを老人子供残らず召し捕る振遠隊の兵士に指揮される...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...欲しいと思っていた網とウケ(魚を捕る道具)を買いに八王子まで行って来ました」「八王子へ?」主人が眼を白黒(しろくろ)したのも道理で...
中里介山 「大菩薩峠」
...鋸で鯰を捕るといふこと等...
長塚節 「十日間」
...蛸(たこ)を捕るんだと答えた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...利助と友次郎に手を貸して一日も早く召捕るようにするのだぞ」「ヘエ――」「解ったか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...娘は蝗を捕るために...
葉山嘉樹 「氷雨」
...海へ出るまでの浅い水路はごかいを捕る場所になっていた...
山本周五郎 「青べか物語」
...おれが召捕る」二人の脚の迅(はや)さは...
吉川英治 「大岡越前」
...これを追って生捕るために...
吉川英治 「三国志」
...小鳥網へかかった物でも捕るように...
吉川英治 「私本太平記」
...甕(かめ)の内の泥亀(すっぽん)を捕るようなもの...
吉川英治 「新・水滸伝」
...猥漢(わいかん)の矮虎(わいこ)を生け捕ること宋江(そうこう)は自身その使いに立った...
吉川英治 「新・水滸伝」
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