...蜂の富を分捕るのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...傍らに土人の小屋を立ててヤマベを捕るあり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...団子を喫いながら捕るべき魚の話をしていた...
田中貢太郎 「岩魚の怪」
...もしも運がよかったら鯨を捕る光景が見られるというのと...
寺田寅彦 「初旅」
...もし召捕ることができなかったら斬捨ても苦しうない...
中里介山 「大菩薩峠」
...ヲダか鯉なんぞ捕るやうに棒杭を打ち込んでおくんだ...
長塚節 「土浦の川口」
...捕る人がないので...
中谷宇吉郎 「金鱗湖」
...この時まで何を捕るんだかいっこう知らずにいたのである...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...利助と友次郎に手を貸して一日も早く召捕るようにするのだぞ」「ヘエ――」「解ったか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...奴らが財産を分捕る計画を立てた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...故に打ち捕るを事とするは皆南郷の人...
南方熊楠 「十二支考」
...また窓の外で足をふんばつてそらを見上げて鷺を捕る支度をしてゐるのかと思つて...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...早く国中におふれを出して鶉を一さい捕ることはならんと人民に言ひつけて置く筈(はず)だつた...
宮原晃一郎 「孝行鶉の話」
...鴨捕ること厳禁と...
吉川英治 「上杉謙信」
...実に、きょうまでの間には、幾たびとなく、この者たちは、お袖について、(召捕るべきか...
吉川英治 「大岡越前」
...そのほか、生け捕るために、傷(て)を負ッたり、またクタクタに骨を折らせられた連中だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...路(みち)ばたに泥鰌(どじょう)を捕る十二...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...――場合によっては、その途端に、貞盛めを、生け捕るなり、首にして凱旋(がいせん)するような事にもならない限りもありません」この策には、興世王も、口を極めて、賛同した...
吉川英治 「平の将門」
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