...汚いその蛾を捕るつもりで手を頭の上で振つた...
田中貢太郎 「蛾」
...その悪僧を召捕る...
田中貢太郎 「切支丹転び」
...魚を捕るものが二千七百七十三人ございましたのが...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...もしも運がよかったら鯨を捕る光景が見られるというのと...
寺田寅彦 「初旅」
...盗賊と同じように召捕るからには...
直木三十五 「南国太平記」
...または漁具を伏せて置いて鰻(うなぎ)や鰌(どじょう)などを捕るのであるから...
中里介山 「大菩薩峠」
...捕る時は盛んにとり...
中里介山 「大菩薩峠」
...ヲダか鯉なんぞ捕るやうに棒杭を打ち込んでおくんだ...
長塚節 「土浦の川口」
...蛸(たこ)を捕るんだと答えた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...召捕るというわけにはゆきますまいが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...妾(わたし)が魚(うお)を捕るところ...
夢野久作 「白髪小僧」
......
横瀬夜雨 「花守」
...獲物を捕る動作を赤赤と照す篝火の円光を眼にすると...
横光利一 「鵜飼」
...鴨捕ること厳禁と...
吉川英治 「上杉謙信」
...生捕ることも易しと...
吉川英治 「三国志」
...これを追って生捕るために...
吉川英治 「三国志」
...晁蓋以下六名の共犯者を召捕る手続きを県役署へ内申(ないしん)に来ておるのだ」「あッ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...また帰って来ては穴の奥に貼りついている蝙蝠(こうもり)を捕る工夫をこらした...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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