...このたった一挺のおもちゃのピストルの為に...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...何とも形容出来ない変挺(へんてこ)なことが起った...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...俺と同じようにピストルをもう一挺...
高見順 「いやな感じ」
...墨一挺(ちょう)...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...ある時代に空想したやうに一輛の馬車に、バイブル一卷、バラライカ一挺、愛人と共に荒野を漂ふジプシーの旅に任しゆく氣輕さは、いまはあまりに寂しい空想である...
竹久夢二 「砂がき」
...二昌造のつくつた蒸汽船雛型が「砲二挺」を備へた一種の軍艦であつたことは...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...どこで手に入れたか一挺(ちょう)の三味線を抱えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを柱一本につき五挺(ちょう)ずつ...
中里介山 「大菩薩峠」
...真物(ほんもの)の楽器はヴァイオリンと一挺(ちょう)のコントラ・バスだけ...
野村胡堂 「楽聖物語」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...そこで日本の抒情詩に複式近代性を与へようと意識的に挺身したのが晶子さんであつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...其内に小筒(こづゝ)六十挺(ちやう)弓二十張(はり)がある...
森鴎外 「大塩平八郎」
...握りの深い切出小刀(きりだし)を一挺探り出して...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...両手に二挺の板斧(まさかり)とおいでなすったね...
吉川英治 「新・水滸伝」
...先生」「おまえの二挺(ちょう)斧(おの)がものをいうのはまだ早い...
吉川英治 「新・水滸伝」
...にわかにどこかへ向って息杖(いきづえ)を急がせた――一挺の駕にはお千絵様の体をそのまま乗せ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...一挺(いっちょう)の駕が...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...二人で一挺(ちょう)あればたくさんさ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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