...我々はカゴを一挺やとったが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その荷に一挺(ちょう)...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...一挺のピストルが光っていた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...「人生案内」の線路工事の鉄挺(てってい)の音の使用などのようなのがそれである...
寺田寅彦 「映画芸術」
...日本に始めて太陽暦が採用されるについて大きな挺子となつた「暦象新書」の魁をなすものであり...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...四十挺の鉄砲方の外の人々は...
直木三十五 「近藤勇と科学」
...炎天の明(あかる)い寂寞の中(うち)に二挺(ちょう)の三味線は実によくその撥音(ばちおと)を響かした...
永井荷風 「夏の町」
...寧(むし)ろほかの一挺の駕籠を守護して来たもののようであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は年老りの信者から一挺の太鼓を借り受け...
西尾正 「放浪作家の冒険」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...フォークのついたナイフが四挺...
久生十蘭 「キャラコさん」
...彼ら二人は身を挺して敵陣におどり込み...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...大勢の兵にまもられている敵をアサシネしよう〔殺そう〕と挺身したのである(これがアササン〔アサシネする者=殺人者〕の名の起りである)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...大急ぎで彼女に買集めさした一挺の鍬(くわ)と...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...細棹(ほそざお)の三味線が一挺...
吉川英治 「脚」
...するとこの辺りは、与力町と見える」歩いているうちに、同じ程度の構えの、とある屋敷へ、新町と書いた提灯(ちょうちん)をつけた駕籠が、三挺、横づけになって、潜(くぐ)りの中へ、人影を送りこんだのを、治郎吉は、物蔭から見ていた...
吉川英治 「治郎吉格子」
...身を挺(てい)して...
吉川英治 「親鸞」
...一挺の駕尻(かごじり)を下ろしてしまった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索