...すなわちエールステッドが電流によって磁針の振れることを発見した年である...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...蝋燭の焔がゆらゆら振れる...
石川欣一 「可愛い山」
...一種の振れるような拍手を取り...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ひもばしごを振れるだけ振っておいて...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...ハンカチの蝶と細りて尚(なお)振れる五月八日 午前十時...
高浜虚子 「五百五十句」
...村役場で印を捺して村長の名を以て堤防は決して出來ないからと云つて毎戸に村へ振れると云ふ餘計な世話をして居る...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...飛んで来て止まった時には最初大きく振れるが急速な減衰振動をして止めてしまう...
寺田寅彦 「浅間山麓より」
...この直線が振れると...
中井正一 「言語は生きている」
...白い布がふら/\と振れるやうに落ちかゝる瀧の水は其二三人の頭から分れて斜に飛び散つて居る...
長塚節 「松蟲草」
...嫌いなひとはきっと落ち振れるものと信じている...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...刀などを振れる形のものに候(さふらふ)...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...これが木剣のように自由に振れるかしらということが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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