...意味はさっぱりわからぬ」千蔵は大きく首を振るのだった...
海野十三 「火星兵団」
...驚きのあまりそばにありあわせた手斧(ておの)を振るって看守の頭へ打ち下ろす...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...「いるの?」と言えどやっぱり横に振る...
鈴木三重吉 「千鳥」
...三藏は獨り目をねむつて解放の世界を波の彼方に描く、中尾の振る帽子、加藤、平田、をばさんの振る帽子、三人の姉妹の振るハンケチを見て三藏も亦知らず識らず帽子を振る...
高濱虚子 「俳諧師」
...群集の者は、もう半分分捕りでもする気になり、勝手に振る舞い、果ては上野の山の中へ押し込んで行き、もう取るものがないと見ると、お寺の中へ籠(こ)み入って、寺中の坊さんたちの袈裟衣(けさごろも)や、本堂の仏像、舎利塔などを担ぎ出して、我がちに得物とする...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...と店の人たち笑ひながら首を振るのでした...
太宰治 「津軽」
...金属性の扣鈕(ボタン)を二つ三つコップへ入れて振る...
谷譲次 「踊る地平線」
...――「さようならどうぞ!」そしてハンカチを振る...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...にこにことかぶりを振るのであつた...
外村繁 「打出の小槌」
...葉を振るった落葉松の梢越しに...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...あの綺麗な娘が」八五郎は首を振るのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...敵同士でしたよ」お粂は以てのほかの手を振るのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...七面鳥と狸!何だイ! 地球飛んじまえ真実と真実の火花をやう散らさない男と女はパンパンとまつぷたつに割れつちまへ!女王様のおかへり男とも別れだ!私の胸で子供達が赤い旗を振るそんなによろこんでくれるかもう私はどこへも行かず皆と旗を振つて暮らさう...
林芙美子 「蒼馬を見たり」
...最近は黄金薔薇の大盤振る舞いですが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...そのように振るまわされました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...それを振ると又カチカチ動いた...
室生犀星 「三階の家」
...狗(いぬ)もかぶりを振るだろう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...はやくも次の段階へ指揮を振るッていたものだった...
吉川英治 「私本太平記」
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