...その欧米諸州に振るわざるは誠に理あり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...がやにわに激しく手を振ると...
橘外男 「逗子物語」
...兇器(きょうき)を振るって死に至るまで決闘を続けなければならなかったのか...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...否(いや)というしるしに首を振る)だってあの人...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...革紐(かわひも)にしめつけられて振るいたったが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...三人が三人ともやられるはずだ」玄道は大きな坊主頭を振るばかりです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この事情を御存じか」「いえ」お礼は何か何やら解らぬ様子で頭を振るばかり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...俺はまだ人に拝まれるほど劫(こう)を経(へ)ちゃいねえ」平次は眩(まぶ)しそうに手を振るだけです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「そんな事は」お雪は頑固に頭を振るのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まるで尾を振る犬みたいな女だったと...
林芙美子 「新版 放浪記」
...頭を少し振るのが見られたが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...後には数学の振るわざること他藩と毫もえらぶところがなかった...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...太政大臣家の近江(おうみ)の君は双六(すごろく)の勝負の賽(さい)を振る前には...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...海女が獲ってきたやつをその場で金槌を振るって殻をわずか叩き割り...
矢田津世子 「茶粥の記」
...前に尾を振る白い犬...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...水を振るようにキラキラと闇に閃流(せんりゅう)する...
吉川英治 「江戸三国志」
...その顔を横に振る...
吉川英治 「剣の四君子」
...落着かなくなって尻尾(しっぽ)を振るでもない...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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