...振り捨てるように空想の花からその眼を遠ざけた...
有島武郎 「星座」
...このまちを振り捨てることに決意した...
太宰治 「八十八夜」
...その××であった高等課を振り捨てるのだ...
戸坂潤 「社会時評」
...決して振り捨てるには及ばない人たちだった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...胸中の後味わるい思いを振り捨てるように...
豊島与志雄 「秦の憂愁」
...(も)いで振り捨てるように首を振る...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここでわたしを振り捨てるのが不人情でないと誰が申しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...泉鏡花氏の影響を振り捨てるための手段でもあった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...私は男を二階に振り捨てると...
林芙美子 「新版 放浪記」
...私は男を二階に振り捨てると...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...彼を振り捨てるのはやさしいことではなかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...人間には到底それを振り捨てるだけの力がないのだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...なにか不快なものでも振り捨てるように...
山本周五郎 「橋の下」
...不気味なものを振り捨てるように...
吉川英治 「江戸三国志」
...にわかに振り捨てることもでき難(がた)く...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...心から振り捨てるためにも...
吉川英治 「宮本武蔵」
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