...その声の主を振り仰ぐと...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...行者の顔を振り仰ぐと...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...訝(あや)しみながら振り仰ぐと...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...腰が砕けてしもうたらしい」振り仰ぐ青い顔...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...自尊心に充ち満ちた顔を振り仰ぐのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...物悲しそうに平次の顔を振り仰ぐばかりでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――お菊を殺したのはお前だろう」猛然と振り仰ぐお楽...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そんな事はありません――どっちかというとよく眠る方です」お美乃の敢然と振り仰ぐ顔...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...やはりあの女だ」平次が何やら思ひ當つた樣子で振り仰ぐと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此處へ來て座敷牢の中の兄と話でもして居るのだらうよ」窓の下に立つて振り仰ぐと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...玉枝と申しますが――」振り仰ぐと公卿眉(くげまゆ)が霞んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...血だらけの顔を振り仰ぐのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...泣き笑ひにクシヤ/\になつた顏を振り仰ぐのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そんなへマな事をするでせうか」金兵衞は敢然として振り仰ぐのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...後ろを振り仰ぐと...
牧野信一 「南風譜」
...その声に振り仰ぐと...
吉川英治 「三国志」
...人々が振り仰ぐと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...はっとして振り仰ぐと...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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