...勢いよく天井を振り仰ぐ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...この講堂の塔の電氣時計を振り仰ぐ...
太宰治 「逆行」
...訝(あや)しみながら振り仰ぐと...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...振り仰ぐとツイ頭の上...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...自尊心に充ち満ちた顔を振り仰ぐのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...懐かしそうに押し並んで余吾之介の顔を振り仰ぐのでした...
野村胡堂 「十字架観音」
...物悲しそうに平次の顔を振り仰ぐばかりでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そんな事はありません――どつちかと言ふとよく眠る方です」お美乃の敢然と振り仰ぐ顏...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昨夜(ゆふべ)の騷ぎの時何處に居たんだ」「二階に居ました」振り仰ぐと二階と言つても...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昨夜(ゆうべ)の騒ぎの時どこに居たんだ」「二階にいました」振り仰ぐと二階と言っても...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二階と一階の間にははしごがなく振り仰ぐと二階へ登り口のあなから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...怨めしそうに平次を振り仰ぐのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...血だらけの顔を振り仰ぐのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...宥恕(ゆるし)を乞うような哀れな眼つきで院長の顔を振り仰ぐと...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...三木は改めて丘の上を振り仰ぐと...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...――振り仰ぐと、百合子は恰度仁王像の肩から灯りと一処に覗き出てゐた...
牧野信一 「南風譜」
...何気なく振り仰ぐと...
吉川英治 「剣難女難」
...肩を打たれて振り仰ぐと...
吉川英治 「新書太閤記」
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