...振りかざすと見るより早く...
太宰治 「新ハムレット」
...戰望み鋭刄の槍をおのおの振りかざす...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アイア,ス即ち眞つ先きに長き冠毛振りかざす其敵將の甲突けば覘違はず鋭刄の 10槍は骨まで深く入り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...勇將の振りかざす圓き大楯いみじきを...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...道徳や倫理をファシズム支配が振りかざすことは...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...その限り「ヒューマニズム」を振りかざすことが日本文化の伝統を振り翳すことと原則上反対の態度であることを忘れてはならぬのだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...ときどき手を振りかざすのであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...両手を振りかざすと共に...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...示現流の使手として、斬るか、斬られるか、一挙に、勝負を決しようとする手であった――果して「やっ、やっ、やっ」一木は、つづけざまに叫ぶと、刀尖で、地をたたきつけるように、斬り刻むように、両手で、烈しく振って「ええいっ」山の空気を引裂いて、忽ち大上段に、振りかざすと、身体ぐるみ、奈良崎へ、躍りかかった...
直木三十五 「南国太平記」
...戒刀を振りかざすと...
直木三十五 「南国太平記」
...刀を振りかざすが早いか...
直木三十五 「南国太平記」
...少女の頭髪から櫛(くし)を抜き取って振りかざす...
中里介山 「大菩薩峠」
...捕物陣の振りかざす提灯のあかりが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...振りかざす帽子の影も互に見えなくなり...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...常に大義を振りかざすことができます」「しかし袁紹の雄大な国富と勢力も侮(あなど)れんが」「ですから...
吉川英治 「三国志」
...薄刃の斧を振りかざすやいな...
吉川英治 「新・水滸伝」
...振りかざす白刃を揶揄(やゆ)して...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ただ護りの侍どもが振りかざす松明(たいまつ)のみがいぶって行く...
吉川英治 「源頼朝」
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