...お蓮の方を振り返った...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...その体躯にふさはしい勇ましい振り方をするもので...
高見順 「かなしみ」
...今度は振り返りもせず...
田山花袋 「少女病」
...玄関の三畳の間へねずみを二匹追い込んで二人の下女が箒(ほうき)を振り回しているところであった...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...彼はふと振り返ってみた...
豊島与志雄 「月明」
...近頃の米国の華々しい原子物理学の発展振りを見ながら安心して死ぬことが出来ただろうと思われる...
中谷宇吉郎 「英国の物理学界と物理学者」
...そのとき、振り返ると、ビンセントとドレイク警部が一緒に部屋に入ってきた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...あらん限りの声を振り絞つて...
牧野信一 「R漁場と都の酒場で」
...余程離れて振り返つても...
牧野信一 「街上スケツチ」
...……隆造はグラ/″\する頭をヤケに振りたふした...
牧野信一 「白明」
...一同は声を立てずに一勢に此方を振り返ると...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...清子は久し振りで茶粥を炊いて姑と二人で味わった...
矢田津世子 「茶粥の記」
...お光さんはうしろを振り向いてみた...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...幾度も振り返った...
吉川英治 「新書太閤記」
...骨柄(こつがら)から働き振りまで...
吉川英治 「新・水滸伝」
...伊達な男ッ振りといえる旅の二人が...
吉川英治 「新・水滸伝」
...うしろを振り顧って...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
...手に持っていた桑の枝を振りあげて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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