...澁い顏を振りながら...
海野十三 「心靈研究會の怪」
...拳を振りながら黒衣婦人の方へ近づいて行く...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...二メートルほどの大振り子時計も...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...故意と他の人へ愛嬌を振りまいたり...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...」とプロス嬢が頭を振りながら言った...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...師匠に取次いでくれ」「でも」老女は頑(かたく)なに首を振りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「この鍵は一つ切りじゃ無いでしょう」足の勇は斯う言い乍ら江藤老人を振り返りました...
野村胡堂 「流行作家の死」
...久し振りで行ってみたかった...
原民喜 「永遠のみどり」
...こはそも如何(いか)に警部巡査ら十数名手に手に警察の提燈(ちょうちん)振り照らしつつ...
福田英子 「妾の半生涯」
...何か声をかけたりすると振り向いて...
牧野信一 「熱い風」
...さうなるとこゝぞと云はんばかりにしちくどく追求しやうとする彼の卑劣な酔ひ振りを母は圧へねばならなかつた...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...先に立つてゐた銀原が後ろも振り向かずに...
牧野信一 「武者窓日記」
...諏訪 あなたが思わせ振りをなさるからよ...
森本薫 「華々しき一族」
...犬も嬉しくて尾を千切れる程振りました...
夢野久作 「どろぼう猫」
...一同真紀子の方を振り返ると...
横光利一 「旅愁」
...張飛っ」思わず声を振りしぼって彼が手をあげた時である...
吉川英治 「三国志」
...振りかえると、後に残してきた石念を案内にして、月輪家の万野(までの)と鈴野の二人はもうそこへ姿を見せている――彼女たちは、ようやく目的地へ辿りついたと思うと、張りつめていた心が急にゆるんだように、茫然とそこに杖をとめ、「ああ……」と、息をついて、顔を見あわせていた...
吉川英治 「親鸞」
...彼らの手を振り(も)ぎ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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