...左の臂(ひじ)を挫(くじ)きながら...
芥川龍之介 「一夕話」
...野次馬の顏は自己告白の勇氣を挫くに足るものではない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...体中に波うっていた若い血がにわかに頓挫(しくじ)ったような気が...
徳田秋声 「黴」
...然し努力は挫けないであろう...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...大抵(たいてい)の者は足を挫(くじ)いたり腰(こし)の骨を折ったりして...
豊島与志雄 「彗星の話」
...夫人の自信はみごとに鼻柱を挫(くじ)かれた...
夏目漱石 「明暗」
...「あッ」北条左母次郎思わず気合を挫(くじ)かれて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...弥八 手前をここで叩ッ挫くからそう思え...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...彼はこの土地で挫折してしまい...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...我成功を挫(くじ)いたことは幾何(いくばく)ということを知らない...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
...そんなことでおれの怒りが挫けるとでも思っているのか...
山本周五郎 「さぶ」
...足首を挫いたらしいつなは...
山本周五郎 「風流太平記」
...渡辺金兵衛はちょっと答弁のでばなを挫(くじ)かれたようであった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...横のめりに腰を挫(くじ)いてしまった...
吉川英治 「剣難女難」
...その片足を打ち挫いたことがありゃしませんか」「おう...
吉川英治 「剣難女難」
...弁円のあれほどな意気込みを挫(くじ)いたものもその親鸞の素裸(すはだか)な態度にほかならない...
吉川英治 「親鸞」
...――喉の骨が挫(くじ)けたように痛んだ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...いかにも出鼻を挫かれた氣持で...
若山牧水 「樹木とその葉」
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