...こン唐人打挫(ぶっくじ)いておやんなせえ...
泉鏡花 「婦系図」
...名劍(めいけん)を藏(しま)うて名洒落(めいじゃれ)で打挫(うちひし)いでくれう...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...年は老いたれど高慢を挫(くじ)く太刀筋は衰え申さぬ」武芸者気質(ぶげいしゃかたぎ)で...
中里介山 「大菩薩峠」
...相手の氣勢さへ挫(くじ)けば...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それは思いも寄らぬ挫(くじ)けようです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...だが結局この企ても、その年が暮れる前に、いろいろの故障が続出して、挫折に終った...
服部之総 「志士と経済」
...……北極洋冬季航路開発を遅延挫折させた...
久生十蘭 「地底獣国」
...とめの右眼上の挫傷と同形同大の輪廓に沿って血痕が附着している板石を発見しました...
久生十蘭 「魔都」
...自然に備わる抑揚頓挫(とんざ)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...娘は擦過創及挫傷の為めに甚しく変形しゐたり...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...奴は俺を、屈辱と恥まみれにするつもりだったが、火事で頓挫した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...設使幾回遭挫折(たとひいくくわいかざせつにあふも)...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...あまりの浅ましさに心挫(くじ)け...
夢野久作 「白くれない」
...矢代はこの頓挫でほっとした...
横光利一 「旅愁」
...味方の士気を挫(くじ)くようなこと...
吉川英治 「上杉謙信」
...脚を挫(くじ)き...
吉川英治 「剣の四君子」
...張の馬は脚を挫(くじ)いて仆れた...
吉川英治 「三国志」
...一頓挫(とんざ)のかたちになってしまっている...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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