...彼女は指環をはめていた...
...指環が落ちてしまった...
...この指環は家族から受け継いだものだ...
...指環を買うために貯金をした...
...彼の指環にはダイヤモンドが煌めいていた...
...何でございますの、この指環は――...
モオパッサン 秋田滋訳 「寡婦」
...逞(たくま)しい彼の指には余り不景気には縁のない土耳古石(トルコいし)の指環も嵌(は)まつてゐた...
芥川龍之介 「歯車」
...あなたは指環さへ嵌めてゐません...
芥川龍之介 「三つの指環」
...指環(ゆびわ)の宝玉きらりと動いて...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...三箇の指環のほかには...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...指環なんて、私買えないでしょう...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...夫人も指に幾箇かの指環を閃めかし桟敷に納つてゐたものださうで...
徳田秋聲 「亡鏡花君を語る」
...薬指(くすりゆび)にはもう指環(ゆびわ)さへ穿(は)めてゐた...
永井荷風 「すみだ川」
...記念の指環をそこそこに用箪笥に仕舞って元の座に戻った...
夏目漱石 「それから」
...未来の細君にはちょっとしたでき合(あい)の指環(ゆびわ)を買って結納(ゆいのう)にしたのです」「厭(いや)な方ね...
夏目漱石 「野分」
...電気ではコルユスがビクターに「小さき指環(ゆびわ)」という名で入れているが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...昔のレコードにはクララ・バットの歌った小さい歌曲「指環(ゆびわ)」があり...
野村胡堂 「楽聖物語」
...そんなふうな指環であったのでしょう...
フランス Anatole France 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...土産のトランクの中には指環やらブロッチやら露西亜更紗(ロシアさらさ)の派手な模様もあつたと聞く...
眞山青果 「茗荷畠」
...『吾輩(わがはい)は此(この)優美(いうび)なる指環(ゆびわ)を諸君(しよくん)の受納(じゆなふ)せられんことを望(のぞ)む』此(この)短(みじか)い演説(えんぜつ)が濟(す)むと一同(どう)拍手喝采(はくしゆかつさい)しました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...指環出してやって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それからただ一つの指環の刻印が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この金剛石(ダイヤ)の指環を...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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