...素早く唇に指を当てて合図をした...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...指でかきまわしながら...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...太い指をぱちっと鳴らした...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...柔イ指ノ先ガ背中ヲ軽ク押シ出スノヲ感ジタ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...と軍治を指して笑つた...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...指頭(ゆびさき)で撫でまわしながら...
徳田秋声 「爛」
...私は数年前からこれを指摘していたし...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...最も典型的な士大夫(恐らく古代支那=西周に於ては君子と共に社会支配の幹部を指す)の政治的にも実践すべき教学であった...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...行動とは探検のことを指すのですが...
豊島与志雄 「北極のアムンセン」
...一望の下に指呼することのできる大津から比良へかけての波打際と...
直木三十五 「南国太平記」
...そのまま肩のあたりに掛けてある荒縄を指しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...指折りの良い顏になつた男でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「部屋に帰っておとなしくしていて君についての指示が来るのを待ったがいいね...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...もう幾月か? 指折り数へて見れば...
牧野信一 「酒盗人」
...ジョバンニが見てゐる間その人はしきりに赤い旗をふってゐましたが俄かに赤旗をおろしてうしろにかくすやうにし青い旗を高く高くあげてまるでオーケストラの指揮者のやうに烈しく振りました...
宮沢賢治 「〔「銀河鉄道の夜」初期形一〕」
...指で撫(な)でると...
山本周五郎 「花も刀も」
...「その侍は人殺しだぞ」と彼は昂軒を指さしながら声いっぱいに叫びたてた...
山本周五郎 「ひとごろし」
...曹操は、物見の者から、敵情を聞くと、「それっ、阜(おか)をくだれっ」と、指揮を発し、全軍の豹虎(ひょうこ)が、ふもとへ降りたと見ると、阜(おか)の一端から狼煙(のろし)をあげさせた...
吉川英治 「三国志」
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