...智的生活をもって本能的生活の指導者たらしめ...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...弟分(おととぶん)に等しい矢崎ですらが忽ち文名を揚(あ)ぐるを見ては食指動くの感に堪えないで...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...引き金に指をあててうつようなかっこうをすりゃいいんだ...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...死人の指も硬直して...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...自ずから相異するところがあると言ったのは主としてこの地位の上にもとづくものを指したのだ...
大杉栄 「男女関係について」
...」外交官は節々(ふし/″\)の高い指で皺くちやな夫人の顔を撫で廻した...
薄田泣菫 「茶話」
...小菅の鼻のしたを指さした...
太宰治 「道化の華」
...あの人は社長の子息……」「どなたかしら? ステーンセン伯爵様……?」まんまと図星を指されて...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...あなたとこのこれはどうして?」お雪は小指を出して見せて...
徳田秋声 「爛」
...かのモーセはカナンの地を指して蜂蜜および牛乳の流れ溢(あふ)るる邦といえり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...新聞は第一に世論を代表し又は世論を指導するという社会的機能を有つと云われている...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...自由主義の罪過はもっと正確に指摘されねばならず...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...此の場合他の如何なる言葉も帽子の属性なり用途なりの指示に止るほかはないでせう...
中原中也 「詩と其の伝統」
...サーンス伯爵夫人は強大な敵……」「絶対に指一本触れさせない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...足元をそっと指さした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...その機関車の姿を指差して...
牧野信一 「熱海線私語」
...六尺ばかりの長さの厚い板が山のやうに積んであるのをBが指差した...
牧野信一 「素書」
...批判をもってする輿論(よろん)指導や言論戦が主要であるが...
矢部貞治 「政治学入門」
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