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會津八一 「菊の根分をしながら」
...このホテルの玄関の前を通行する人々だけを指していったのだ...
海野十三 「海底都市」
...「こっちは存じませんけれど――」とサーカスの女の方を指した...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...女中が出て来て三つ指を衝(つ)きやがるんで...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...あの小っぽけな紳士に訊いて御覧」とベリヤーエフはアリョーシャを指さして言った...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「小波瀾」
...彼は得意げにそれを指さして見せた...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...政友会あたりがこれを指して新官僚の策謀だというのも無理ではない...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...薄暗い低温室の中で凍った指先に白い息を吹きかけながら...
中谷宇吉郎 「雪を作る話」
...旦那が殺されたと知って指を銜(くわ)えて引込んじゃいられない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...膝のうえに乗せた手には、左の小指、薬指、右の小指、いずれも、第二関節から先がない...
火野葦平 「花と龍」
...編曲指揮の服部良一に会ってホテルでコーヒーのみ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...三人の助手らしい人たちに夢中でいろいろ指圖をしてゐました...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...机の上をフキンで拭く)登美 ……(下手奥の方をで指して)応接...
三好十郎 「好日」
...指の間で枯れた環(わ)をごそりと弛めているのを眺めながら...
横光利一 「上海」
...ウィルソンだけの徳望と権威を持ちつつ世界に対して指導的に為し得た者があるでしょうか...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
...葬儀指揮官の任につけ」「不吉なお言葉を」「いや...
吉川英治 「三国志」
...自分らの意見とは案に相違した信長の指令に...
吉川英治 「新書太閤記」
...京はもう間近にそこらの山上から指さされる...
吉川英治 「茶漬三略」
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