...無限に持続して行くものだと見れば...
生田長江 「ニイチエ雑観」
...商人は依然卑屈なる幇間的行為を持続しているのである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...長門峡は兎に角あの狭さと長さと屈曲した形を持続してゐるところにその妙味を存してゐる...
田山録弥 「あちこちの渓谷」
...用がすんだら弛緩(しかん)してもいいはずの緊張が強直の状態になってそれが夜までも持続して安眠を妨げるようなことがおりおりある...
寺田寅彦 「映画と生理」
...こんな幸福があまり持続しては...
寺田寅彦 「鑢屑」
...それよりかわれわれは果していつまでわれわれ時代の古雅の趣味を持続して行く事ができるか...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...窮々(きう/\)云つて原稿生活を持続してゐる...
夏目漱石 「それから」
...ヨーロッパ大戦以後持続していた繁昌を失って...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...菓子商大久保主水(もんど)は庚午の歳に猶店を今川橋に持続してゐて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...同時にまたこの一種のエキゾチシズムが無限に持続して...
柳田国男 「海上の道」
...今なお到(いた)る処(ところ)に持続していることを報ぜられたのを見て...
柳田国男 「海上の道」
...持続していたことは感歎に値する...
柳田国男 「海上の道」
...その方法が持続しているのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...塾を去って独りになるとき果してその情熱が持続しているかどうか...
山本周五郎 「菊屋敷」
...そんなものに対する慾望を持続して行くためには実に馬鹿馬鹿しい...
夢野久作 「鉄鎚」
...ハッとした瞬間の驚きを持続して...
吉川英治 「江戸三国志」
...持続していることは後醍醐ならずともむずかしい...
吉川英治 「私本太平記」
...しかしこれとても持続してやられたら健康な青年でもたまらない訳さ...
蘭郁二郎 「睡魔」
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