...無限に持続して行くものだと見れば...
生田長江 「ニイチエ雑観」
...同じ文明が永久にその生命を持続してその国の歴史を飾るということは...
大隈重信 「文明史の教訓」
...商人は依然卑屈なる幇間的行為を持続しているのである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...長門峡は兎に角あの狭さと長さと屈曲した形を持続してゐるところにその妙味を存してゐる...
田山録弥 「あちこちの渓谷」
...「みそさざい」という名前をつけて一週間に一回くらいずつ発行したのが存外持続して最近には第九号が刊行されたようである...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...余は来る第十五期及第十六期の議会までも此の内閣を持続して...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それよりかわれわれは果していつまでわれわれ時代の古雅の趣味を持続して行く事ができるか...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...私が斯ういふ状態を持続して居たのは病気といふ肉体の欠陥と私を挑発する機会が一度も与へられなかつたからとでなければならぬ...
長塚節 「隣室の客」
...いままで持続していた感覚が...
久生十蘭 「虹の橋」
...持続してよろしからざるものなれば...
福沢諭吉 「学問の独立」
...今日まで持続している問題だ...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...ヨーロッパ大戦以後持続していた繁昌を失って...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...同時にまたこの一種のエキゾチシズムが無限に持続して...
柳田国男 「海上の道」
...その方法が持続しているのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...書伝以外において持続していたことを意味するものでなくて何であろう...
柳田国男 「雪国の春」
...塾を去って独りになるとき果してその情熱が持続しているかどうか...
山本周五郎 「菊屋敷」
...もっとも漢化せられずに西域そのままの様式を持続していたもののあることは大同の石仏などの示している通りであるが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...従ってその道得は数十年来間隙なく持続していたと言える...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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