...老拱等が面白そうに歌を唱い終ると...
魯迅 井上紅梅訳 「明日」
...それまで去就に迷つて拱手傍観してゐました諸将も続々と北条勢に来り投じ...
太宰治 「右大臣実朝」
...その向うには眞面目な顏をして手を拱いて坐つてゐる父の姿が見え...
田山花袋 「道綱の母」
...拱廊(きょうろう)の下にはガス灯がともってい...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...宗近君は腕を拱(こまぬ)いたまま...
夏目漱石 「虞美人草」
...手を拱(こまぬ)いている...
夏目漱石 「虞美人草」
...平次は腕を拱(こまぬ)いて考へ込んでしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...錢形平次は腕を拱(こまぬ)いて考へて居るところでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もう少し様子を見るとしよう」平次は考え深そうに腕を拱(こまぬ)きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御用金泥棒が二人飛ぶかも知れない」平次は深々と腕を拱(こまぬ)きます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御屋敷に心當りはありませんか」「ない」孫三郎は深々と腕を拱(こまぬ)いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...林彦三郎が持つて行く筈はない」「成程」平次が深々と腕を拱(こまぬ)くと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...石の拱橋だけが支那風である...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...座敷へ戻って腕を拱(こまぬ)いて考えていたが...
久生十蘭 「湖畔」
...子供の助手は少し悄気(しょげ)ながら手を拱(こまね)いてあとから恭々しくついて行く...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...腕拱(こまね)いて...
吉川英治 「大岡越前」
...むなしく手を拱(こまぬ)いているわけはない...
吉川英治 「私本太平記」
...腕を拱(く)んで...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??