...手を拱(こまぬ)けば...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...満谷氏は胸の上で手を拱(く)むで...
薄田泣菫 「茶話」
...両手を胸の上に拱(く)んだ儘...
薄田泣菫 「茶話」
...腕を拱(く)んで首を捻っていなさる...
林不忘 「安重根」
...拱手して世界を征服するということは...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...いかにも腕を拱(こまぬ)く...
外村繁 「夢幻泡影」
...堂上公卿が得たりとばかり手を拱(きょう)してはいないのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は手を拱(こまぬ)いで島田の来るのを待ち受けた...
夏目漱石 「道草」
...たたみやのたつぞうの頭文字の積りです」「なるほど」平次は腕を拱(こまぬ)きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...深々と腕を拱(こまぬ)いて考え込みました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...段々わからなくなる」平次は兩腕を拱(こま)ぬきました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手を拱いて眺めてゐることが出来なかつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...機会は次々と齎(もた)らされていたのに――会津救援には何を措(お)いても駈(か)けつけるべきであったのに――拱手(こうしゅ)傍観を強いられた彼らは...
本庄陸男 「石狩川」
...子供の助手は少し悄気(しょげ)ながら手を拱(こまね)いてあとから恭々しくついて行く...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...官兵衛は忘れがたく存じております」「はての」――村重は大きく腕を拱(こまぬ)いた...
吉川英治 「黒田如水」
...拱手(きょうしゅ)して戦わなかったことなどもある...
吉川英治 「新書太閤記」
...人足たちは木像蟹(もくぞうがに)のような腕を拱(く)んで近づいて来た...
吉川英治 「宮本武蔵」
...丸天井の対称性を損ねる形で唯一拱道を欠く部分には高さ四メートル近いアーチが洞穴のように黒々と口を開いていた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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