...此の意味に於いて理解されたる「人間」は相互の間に無限の矛盾を包括するものである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...こんな麻縄なんて括りつけてなかったからね」私達のあとを追って...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...そして指の節々(ふし/″\)が女のそれのやうにふつくりして括(く)りがはいつてゐたさうだ...
薄田泣菫 「茶話」
...第二種は白シヤツの如く胸部に開(ひら)きたる所有りて腹部は左右(さゆう)連接(れんせつ)す之を着るには第一種に在つては紐(ひも)を以て諸所を括(くく)り...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...括弧内の条件は点と平面との双関性(Dualitt)となる...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...文化は遂に一括して問題に出来ないもののようにも見えるのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...毛皮は尾からぐるぐると巻いて荒繩で括られた...
長塚節 「太十と其犬」
...さうして西風(にしかぜ)は後(うしろ)で括(くゝ)つた穢(きたな)い手拭(てぬぐひ)の端(はし)を捲(まく)つて...
長塚節 「土」
...罪の赦しそのものはすでに超時間的なる根源的罪惡と個々の時間的行爲の罪惡性とをひろく共に包括する...
波多野精一 「時と永遠」
...船に括りつけてやろう...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...かくの如き和漢数学史の包括的にて権威ある著述が作られ候わば...
三上義夫 「数学史の研究に就きて」
...彼等は私のうちに現はれる精神現象を一定の範疇と法則とに從つて分類し、總括し、また私の記憶が視覺型に屬するか、聽覺型に屬するか、更に私の性格が多血質であるか、膽汁質であるか、等々、を決定する...
三木清 「人生論ノート」
...或いは特殊的法則を包括する一般的法則を求めるために...
三木清 「哲学入門」
...この自己みづからへ高昇してゆく連續に於て時間の一般的表象は我々が歴史なる語をもつて總括するところのその内的な内容を得る****...
三木清 「歴史哲學」
...我は先入って子供が汝を食わぬよう縛り付けて来るとて宅に入り太縄で子供を括(くく)り...
南方熊楠 「十二支考」
...それも總括的に文藝其物に就てでなく新聞紙の如きあらゆる階級に――階級といつても上下卑賤を指(さす)のではない...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...勇敢なる概括に走ることは順序が悪い...
柳田国男 「木綿以前の事」
...三筋(みすぢ)の麻縄(あさなは)で後手に縛(しば)つて柱(はしら)に括(くヽ)り附けた手首(てくび)は血が滲(にじ)んで居る...
與謝野寛 「蓬生」
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