...支那を包括するのみか...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...ところどころの括弧(かっこ)の中の文章は...
太宰治 「花吹雪」
...此石器(せきき)の用は未だ詳ならざれども切り目の樣子(やうす)を見れば糸を以て括(くく)りたるものなる事疑ひ無し...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...もう一歩を進めて物理生理あるいは心理学までも包括して渾然(こんぜん)たる一つの「理学」という系統がいつかは設立されるという理想をいだく事もできない事ではない...
寺田寅彦 「物理学と感覚」
...総括して了えば夫は金融問題に帰着するのである...
戸坂潤 「社会時評」
...特にファシズム反対という否定的な側面から概括的に包括して行く形の政治活動である人民戦線に際しては...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...包括的に考えられねばならぬ...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...齊王芳の世を包括せること明らかなり...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...それをあまりにたかを括(くく)った無謀を...
中里介山 「大菩薩峠」
...更(さら)に間髪を入れず第三矢の鏃(やじり)が第二矢の括にガッシと喰(く)い込む...
中島敦 「名人伝」
...氷嚢の括目(くくりめ)に寄る皺(しわ)を勘定しているかと思われる...
夏目漱石 「虞美人草」
...この名前がいろいろに錯綜(さくそう)した事実を自分のために締(し)め括(くく)っている妙な嚢(ふくろ)のように彼には思えるので...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...これに最も包括的な説明を与へ得るためにこれを社会学的視点から研究するより外に道はない...
平林初之輔 「文学方法論」
...ギリシア語では同一の語が美と善とを包括している...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...山が両岸にせまって川幅が括(くく)りになり...
柳田国男 「故郷七十年」
...それと一括して呼ぶことはおそらく許されぬのであろうが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...すればいづれ仏教の迷信的な説話にすぎないと高を括つて納まり出したのもその頃だ...
横光利一 「無常の風」
...駕へ括(くく)っておいておくれ...
吉川英治 「夕顔の門」
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