...一二 動二於不レ得レ已之勢一、則動而不レ括...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...此の意味に於いて理解されたる「人間」は相互の間に無限の矛盾を包括するものである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...「甘いクロアキナ」は下水道を統括する...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...われらはかような考え方の哲学を総括して橋杭哲学と名づけるが...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...ニュートンが一見捕捉しがたいような天体の運動も簡単な重力の方則によって整然たる系統の下に一括される事を知った時には...
寺田寅彦 「科学者と芸術家」
...統一的で包括的な科学的諸範疇・哲学的諸範疇の組織は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...偶然にも(併し総括して云えば必然と云うべきだろうが)...
戸坂潤 「友情に関係あるエッセイ」
...そのまま三本ほど藁(わら)で括(くく)って貰って...
夏目漱石 「永日小品」
...堅く括(くく)られたままであった...
夏目漱石 「こころ」
...布団の上に括枕(くくりまくら)が二つ...
久生十蘭 「湖畔」
...何が何だか分らない総括的なつまり象徴的な悲痛であたりが真っ暗になって了うのだ...
松永延造 「職工と微笑」
...彼のもろもろの行為を総括するがよい...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...多様な現象を包括し...
三木清 「哲学入門」
...五私はこゝで他の多くの紙漉場で廻り会つた紙に就いて一括して語らう...
柳宗悦 「和紙十年」
...包括して居たことは疑はれぬのである...
柳田國男 「食料名彙」
...包括していたことは疑われぬのである...
柳田國男 「食料名彙」
...総括した名であったことが察せられる...
柳田国男 「年中行事覚書」
...勇敢なる概括に走ることは順序が悪い...
柳田国男 「木綿以前の事」
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