...その二つの眼玉から抜剣(ぬきみ)のような鋭い光を浴びせかけた時...
魯迅 井上紅梅訳 「薬」
...血――叫喚――絶叫――署長とパイ公が抜剣した...
今村恒夫 「死ぬる迄土地を守るのだ」
...巡査の抜剣したるもの一人もなし」とかいう...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...いきなり桶(おけ)の後ろから抜剣(ぬきみ)の清兵(やつ)が飛び出しやがって...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...抜剣で馬をおどらして現われ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...非常警戒」佐塚警部は抜剣しながら...
中村地平 「霧の蕃社」
...抜剣を捧げて直立していた...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...いずれも抜剣(ばっけん)にて非常を戒(いまし)めしほどなりき...
福田英子 「妾の半生涯」
...抜剣を引っ提げて立つ...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...此方(こなた)より斬って掛かれと抜剣して進み入り...
南方熊楠 「十二支考」
...隊一 言うかっ! (スラリと抜剣...
三好十郎 「斬られの仙太」
...隊一 言うかっ!(スラリと抜剣...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...抜剣(ばっけん)したまま駈け違う騎馬隊の間を...
横光利一 「上海」
...群衆は警官隊の抜剣の間からはみ出してその周囲を取り包んだ...
横光利一 「上海」
...スコットランドの隊員を積み上げた自動車が抜剣を逆立てたまま...
横光利一 「上海」
...義勇隊の自動車が抜剣の花を咲かせて辷っていった...
横光利一 「上海」
...そして殿上に抜剣して...
吉川英治 「三国志」
...抜剣して立っているのは如何なるわけか」と...
吉川英治 「三国志」
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